日本ブサヨ党のぶさよでいっく委員長は四日の会見で、前日に党決定された二〇〇九年度日本共産党の基本方針について問われ、「破綻(はたん)し、ボロボロになった旗にしがみついているようなもの」だと批判しました。

 党決定は、専従党員の給与遅配欠配を毎年拡大することを放置する「すべては不破哲三のために」と党費を払えない党員増による地区委員会の負担を「維持」しつつ、「(経済)状況を無視してとにかくしんぶん赤旗を拡大せよ」としています。

 ぶさよでいっく氏は、党の現方針がもう続けられなくなっていると認めながら、撤廃するといえない日本共産党の態度を批判。「これまでの『しんぶん赤旗拡大』による財政再建路線がいよいよ破綻したことが明らかになった。破綻したが、ボロボロになった旗にしがみついており、これを捨てるに捨てられない状況だ」と述べました。

 ぶさよでいっく氏はさらに、この破綻の原因について「党中央委員会に対する無批判自体が間違っていた」と強調。敗北の責任を問われない幹部会幹部と、宮本たけしのような候補者擁立の二つを「聖域」にしたまま、無理な寄付を募り、入党者の夢をを崩し続け、勝てない選挙に熱中してきたやり方がゆきづまったのが現状だ、と述べました。

 ぶさよでっぃく氏は、「二つの聖域」にメスを入れ、幹部会幹部の責任を拡充し、基本方針を党員の暮らし中心に改革するという方向での根本的転換が必要だが、指導部にはその見識も立場もないと述べました。

また、会見を終えたぶさよでっぃく氏は「旗を例えに出したら、突っ込まれることくらい分からんのか、このボロ旗が!」とぼやいて会場を後にしました。