いやはや……たけし先生、大ヒットでつ。

杉本さんは民青同盟の専従活動家として、出産、子育てと民青同盟の任務を両立させた大阪ではじめての人です。当時の民青同盟では、女性幹部が結婚しても、 妊娠・出産というのは勇気のいることで、妊娠中の「制限勤務」とか産休とか、育児休業なども取りにくく、「民青同盟の幹部の間は子どもをつくらないように する」とか、妊娠を機に青年同盟の仕事を退職するという女性幹部も少なくなかったのです。

 しかし、杉本さんは民青同盟の女性幹部とし て、初めて妊娠中の制限勤務の中でも幹部としての職責を果たし、立派に理(おさむ)くんを出産されました。そして子育てしながら民青同盟の幹部としての任 務を全うされました。当時、お母さんの母乳を冷凍しておいて、保育所で赤ちゃんに与えてもらうというのをやっておられて、それをテレビ局が取材に来るとい うこともありました。職場も撮りたいとのことで民青同盟大阪府委員会事務所に史上初めてテレビ局のクルーが来て、私も「職場の上司」ということでインタ ビューを受けました。(ニュース番組では私のインタビューはカットでしたが、府委員会事務所は映りましたよ。)

いやはや、蟹工船の冒頭は「おい地獄さ行ぐんだで!」ですが、小説「民青同盟」の冒頭は、「おい母乳は冷凍するんだで!」になりそうなエピソードでつ。

民青同盟は蟹工船で、たけし先生は作業監督浅川であることを自慢していたわけですねwww。