志位タンの党創立演説に、たけし先生大感激されたようでつ。

講演をつらぬくキーワードは、言うまでもなく「正義と道理に立つものは未来に生きる」という言葉です。志位さんは、小林多喜二の「蟹工船」が、いまブームになっていることを取り上げ、多喜二の文学が79年の時を超えて、いま若者たちを温かく励ましてやまない生命力を発揮していることを指摘し、その結論として「正義と道理に立つものは、必ず未来に光があてられ、未来に生きる」と強調しました。

蟹工船は、確かにブームになりますた。ブームですから、いずれ終わりまつ。多喜二の文学が今の時代の求める考えにベストマッチしたからといって、来年以降もマッチしたままでいる可能性はきわめて低いなんてことは、文芸評論家なら誰でも知っていそうなんもんですが、ブームが過ぎ去ったあとが見物ですなぁw。多喜二作品は、若者たちを温かく励ましてやまない生命力がなくなったんじゃないかと突っ込んであげられまつw

 多喜二の時代のたたかいだけではありません。私たちは今日の政治をめぐっても、そういう先見性・先進性を発揮しています。国民の利益、世界の前途がかかった「決定的な場面」で、日本共産党が勇気を持って掲げた旗が、初めは孤立しているように見えても、歴史を切り開き、未来に生きる力を発揮した事例を、1999年の派遣労働原則自由化の法改悪、2000年の後期高齢者医療制度の骨格となった健保改悪の際の「付帯決議」、コメと農業を壊した1993年から1995年にかけてのコメ輸入の関税化とWTO協定の国会承認という3つをあげて論じ、日本共産党以外の全ての党がそれに賛成する中で、わが党だけが確固とした反対の立場を貫きえたことを紹介しました。

はぁ?日本共産党は、歴史をたどると、はじめからいつも孤立していますが何かw?
何でも反対の党が、たまたま以前に反対していたことが社会に受け入れられたからといって先見性・先進性があるとは誰も見ません。打率8割なら信用する人も多いでしょうが、共産党の「先見性・先進性」は2割も当たっていないんじゃないのかな?あ、そうそう、21世紀中にはなんて言い訳はなしねw

 しかし、日本共産党は「予言者」の党ではありません。神がかり的に未来が見えたというような話ではないのです。なぜ、そのような見通しを持ちえたのか…それは科学的社会主義にもとづく「科学の目」と、それをもとに日本社会の生きた政治と社会の現実を、深く解明した日本共産党綱領をしっかりと羅針盤にしてきたからにほかなりません。私たちが「正義と道理」という時、そこに込められた意味は、科学的・合理的な現実認識と、社会発展の法則性の深い理解ということです。

いやいや、誰も予言者だなんて思ってませんw。たまたま当たったのを、未来が見えていたとハッタリかます党だと思っている人はそれなりにおられるでしょうがw。


 だからこそ最初は少数で孤立しているように見えても、揺らぐことがないのです。1991年末の「ソ連崩壊」をどう見たかという問題をめぐっての志位委員長のその後の展開は圧巻のスケールの話です。あの時「大国主義・覇権主義の歴史的巨悪の党の終焉を、もろ手を挙げて歓迎する」と言ったら、「『もろ手を挙げて』は言いすぎだ」というような意見もありましたが、今回の志位講演ですべて決着がつきました。

オチャーは耳にタコができるくらい聞き飽きている話に、ここまで感動できるとは....たけし先生はいいなぁ。成長がないから、新しい知識に飢えることがないw

 ついでに、かつて私の同僚だったわが党参議院議員が、党を辞めた後「日本共産党」という本の中で書いた「共産主義社会などまったく将来への展望がないのだから、無理をせずに、強がらずに、普通の国民に好かれて、国民のために活躍する政党になればよいではないか」などという言葉も、今日の情勢の中に置いてみれば、やっぱり決着がつきましたね。もし、この人物の言うようにしていたら、サンデープロジェクトで田原総一郎氏が「資本主義が道に迷ってわからないから、志位さんにきてもらった」と言うことはなかったでしょう。

確かに決着はついています。筆坂秀世と名指ししたら「宮本たけし 筆坂秀世」と読者に検索されて、これがトップに来ますから名指しできないたけし先生....たけし先生の逃げのテクくらいぼくちんが知らないと思っているのでつかw?

しかし、最高なのはここでつ

 さて、今回の講演を学んで、この前の学習会での志位ファンの人の「今日の日本共産党への期待と注目の高まりはひとえに志位和夫その人の人間的魅力にある」という言葉も、あらためて考えさせられました。志位委員長はやっぱり、これまで党を代表してきた宮本顕治さんや不破哲三さんともまた違ったキャラクターですよね。

 たとえば品川正治さんとの対談を紹介したところで「私も、テレビなどに出ますと、『どうして株価が下がったのか』などと聞かれることがあります。それなりに説明をしますが、実は、私は、いまだに株というものを見たことがありません」と率直に述べたり、サンデープロジェクトのくだりで「あの分厚い、また決して易しいとはいえない『資本論』から数行を抜き出してフィリップにするのは難儀な話でした」と言ったり、投機マネーの話では「私は億でも見たこともないのに、兆となったらもう全然ピンときませんが」と付け加えたり。

 しかも、それを講演で述べただけでなく、活字にする時も、きちんと残していますものね。「肩ひじを張らない」…これが志位さんの人間的魅力の一つだと思います。最後の入党の訴えでも「私も大学一年生の時に入党し、今年で35年になりますが、『入ってよかった』と心から思っております。実にいいところですよといいたい」と述べておられますが、志位さんのこのくだりは、「ここに引っ越していらっしゃいよ。ここはいいところですよ」っていうような感じで、いつ聞いても「ほっ」とさせられます。まあ、今流に言えば「癒し系」ですかね。

 この志位さんの作風は外に向かっての演説だけではありません。中央委員会総会の報告など党内の会議でも、尻をたたくというような論調はありません。みんな苦労や努力をしていることに敬意を払い、どんな小さな前進や変化でも、どこに教訓があるのか、その確信を引き出し、みんなを「やれる」という気にさせるのですね。わが党は21世紀にほんとうにすばらしい指導者を持ったと(もちろん個人崇拝などではなく)思います。

志位和夫は抽象能力がないと自慢してどうすんですかw?と書いてもたけし先生には分からないだろうから丁寧に解説してあげましょう。

たけし先生、国会議事堂は見たことはあるでしょうが、国会を見たことがありますか?
たけし先生、後期高齢者医療制度のパンフレットや解説書などは見たことはあっても、後期高齢者医療制度を見たことがありますか?

あんまりアホなこと書いて志位タンの足を引っ張らないようにというか、10年以上ヘーゲルの勉強会に参加していてこの程度のこともわからないわけ?