キンピー問題発生により崩壊、その後再建された民青木津川南地区委員会の貧困の実態を告発する学習交流会のニュース。「告発」といっても実際は貧困に苦しむ人を集めての学習会らしい。190人が集まったというが、

 主催したのは、民青同盟木津川南地区委員会、日本共産党木津川南地区委員会、各区労連などが集まって4月に発足した実行委員会です。

ということなので50人くらいは身内かなw?ま、それにしてもよく集めたが、これは何だ?

実行委員会は、青年が苦しんでいる実態を肌身で感じようとアンケート活動にとりくみました。中心となった安達雅之さん(26)は、「知らない人に声をかけるのは抵抗があったけど、どんな働き方をしているか知りたい気持ちが勝った」といいます。知れば知るほど、「変えたい」という気持ちが強くなるからです。労働者の権利について知らされず、やり場のない不安の原因を自分や他人に求めている人がたくさんいました。

 安達さんも、日雇い労働に苦しめられてきました。大学卒業時に就職が決まらず、学童保育指導員のアルバイトをした後、派遣会社に登録。日雇いで工場のライン作業、配送仕分け、引っ越し作業など。「命令された仕事を無難にこなそうとするのが当たり前になり、考えることをしなくなっていました」

 中途採用に応募しても、即戦力を求める企業からは日雇い労働を経験と見てもらえず、次つぎ不採用に。「自分には何も残っていない。どうせこの程度の仕事しかできないんだ」と落ち込み、日雇い派遣を続けました。

 転機が訪れたのは3年前、友人に誘われ民青同盟に加盟したことです。派遣現場と違い、きちんと人間として向き合ってもらえる仲間がいました。「ここでは、自分をさらけ出してもいいんや」。少しずつ、自分で考え、意見を声にだせるようになりました。

 周囲からも「変わったよね」と言われるようになった安達さん。今は民青同盟の地区副委員長です。

三年前に転機ということは、23歳、大学卒業して1年くらいで「転機」が来たわけか?それくらいの期間で「命令された仕事を無難にこなそうとするのが当たり前になり、考えることをしなくなっていました」とな?ちと、根性なさすぎとちゃうけ?
工場で夏休みのバイト2カ月。一カ月も働いていると作業手順と部品倉庫のレイアウトをちょっと変えて仕事を20%ほどスピードアップ。最初は言われ通りに仕事。一週間後よく来るパターンの仕様書はしばらく手を付けずためておいて、たまったら一度に同じ部品をとってきて一気に作る。

2週間後には注文頻度の高い製品の部品は朝仕事前にとってきて、注文が来る前から手元に用意していた。それを見ていた管理者の了解を得て、一ヶ月後煩雑に受注が来る製品の部品を倉庫内の手前に、あまり来ないのを遠方において探しやすくした。要は極力「歩かないように」「探さないように」したら生産性が20%向上していた。

前工程のスピードは上がってないので、結果時間が空く。で「暇です。仕事下さいw」とやったら「さすがは××大だな。でもキミ、卒業してもうちみたいな中小企業(数年後上場したけど)には来てくれないよな……」と寂しそうに言われて少々心が動いたりしたのを思い出した。

というか、他のメディアだとそうは思わないのだが、書き方のせいだろうか?不幸な若者が赤旗に載っているとホントにマジメに仕事していたのかなと疑問に思うことがある。安達氏の場合もそうだ。

少なくともぼくちんの言うマジメとは、「歩かないように」など知恵を絞って初めてマジメ。手足を言われた通り動かすだけではマジメのうちに入らない。そんなマジメが認められないくらい今の雇用環境はひどいのかな?とも思うのだが、赤旗の書き方では実態が今一つよく分からないので評価は留保。

しかし、これはひどいぞ。

共産党と民青同盟がおこなった街角相談がきっかけで実行委員に加わった女性(32)もいます。就職氷河期に短大を卒業し、事務職や軽作業の派遣・アルバイトを10年にわたって経験。正社員をめざして職業訓練校に通い、やっと正社員に採用されました。

 民青同盟の友人から労働者の権利について教えられ会社で就業規則などの疑問をぶつけました。ところが上司は「会社の方針が気に入らないなら解雇予告手当を払ってでも解雇する。労基署に訴えたら懲戒解雇にする」。1カ月後、「適性がない」「あなたがいると空気が停滞する」と解雇通告されました。

 「会社の意に沿わない人を金の力で簡単に切り捨てる。労働者をモノ扱いする経営者がまん延している社会は異常です」。この女性はたたかう決意を固めました。

民青は、そんなこと会社入ったばかりの人にやらせたのか?会社入ったばかりで就業規則に突っ込みを入れるなどやっちゃいけないと言わなかったのか?採用したばかりの社員がいきなりそんなこと言い出したら、まず会社は嫌がる。どこでも間違いなく試用期間中に放り出すよ。当然だ。仕事ができるかどうか分からないうちから、私はsimanto114ですと宣言するような奴を歓迎する会社などない。だから実際はこうでなければならない。

「会社の意に沿わず民青の意に沿う人を金の力で簡単に切り捨てる。労働者をsimanto114にする民青を嫌う経営者がまん延している社会は正常です」。この女性にそんなことも教えず、モノ扱いして拙劣なたたかいをさせた民青の責任を追及するために、「私の勝ち取った正社員の座、どないしてくれんねん!」と、彼女は民青相手にたたかう決意を固めなければなりません。