むかしむかし、野村証券が床屋を舞台にしたコマーシャルをやっていた。客が株をやっていると言うと、床屋の主人、実は私も……
「それで、お宅の株も、ちよっとね……」
客は驚き、こう叫ぶ。
「あなた様は、株主さま!」
で、「まず10万円、今日からかぶ〜ぬし

時代背景を書いておくと、当時は株は素人がやるものとは考えられていなかったわけで、いわゆる株式の大衆化を狙ったコマーシャルだったわけだが、化石のたけしには通用しなかったようでつねw

 「蟹工船」では、非人間的な労働現場の実態と、「貧困と格差」の背後にある階級対立が鋭く描かれます。同時に「大日本帝国海軍」というものの階級的本質 も暴露されます。それは非常に大事なことではありますが、これだけではまだ足りません。資本主義的搾取は決して「ピンはね」ではありません。資本家は労働 者から不法な方法で「搾取」を行っているのではありません。

今でも資本家がいると思っているようですね。いや、いないとは言いません。でもたけし先生、トヨタやキヤノンを叩くのはいいですが、トヨタやキヤノンの株を保有している一般庶民も資本家でつかw?

以前から当blogは、経営学史をひも解きながら、「資本と経営の分離」も教えてあげたし、しんぶん赤旗が旧主派証券会社を擁護する庶民の敵であることも教えて差し上げました。

資本家VS労働者の枠組み自体が、もう何十年も前から崩壊しているのでつ。そんなことにいまだに気がつかないどころか、蟹工船や党生活者を読んだ人がたけし先生の言動を知れば、日本共産党は「ここまで落ちたのか……」と絶望することも分かっておられませんw

たけし先生を見て共産党に絶望する「たけ死」に陥る人を防ぐために、当blogはまだまだ止められそうにありませんw