昨日の福田総理の道路特定財源の09年よりの一般財源化提案の報道。文章量としては少ないが、ニュースが入って来たのが遅かったからこれはしょうがない。

しかし、問題はこれからだ。総理がこの段階で明言しているのなら、09年といわず08年度からの一般財源化はできるだろう。実現したら共産党は、これを自分の手柄にしたくなるだろうが、してはいけない。なぜなら、一般財源化によって何が起こるのかは未知数であり、立場を灰色にしておいた方がトクだからだ。

将来が未知数だといっても、ある程度の予測はつく。それは、道路建設維持予算の減少によって、かならず立場の弱いところにしわ寄せがいくことだ。

たとえば豪雪地帯の雪解け後の道路補修よりも、新しい道路建設が優先される。あるいはその逆もありうる。また、道路にかかわる官僚にせよ業者にせよパイの絶対量が大幅に減るわけだ。お役人さまにはまだ減らされても給料は出るだろうが、地方では道路予算が半減したら即倒産なんて業者もごろごろしている。要は、今後の政策運営が難しい。

大きくなっている自民や民主では、道路財源をどうするのか旗幟を明確にし結果を出さねば国民は納得しないが、共産党のような政策決定力を持たない弱小政党にだれもそんなことは求めない。

これから何が起きるのか、どうあるべきなのか。監視・調整する政党の存在意義がこれから高まっていく。日本共産党にとって絶好のチャンスがやってきたのだ。

問題は、日本共産党がついていけるかだ……。
いつも変わらない政策を掲げている党では、これを乗りきることは不可能。国民大衆の声に耳を傾けつつ、ちょこちょこ調整を重ねつつ、時には朝令暮改の大変更もやる。そんな党に変わらないと、このチャンスをモノにすることはできないだろう。