で、内容をかいつまんで紹介。

最初に、昔ならに党の理不尽な仕打ちにあっても沈黙せざるを得なかった人たちが、ネット情報収集とコミュニケーション手段を得たことが影響し、逆襲に転じるようになったということで、三人の猛者が紹介されている。

最初は、多重債務者を救い出す活動をやっていた民商の「札幌ライラックの会」事務局長渋谷俊和氏。金融業者とも渡り合って多くの人から感謝されていたのだが、札幌弁護士会やマスコミから、渋谷氏の活動を非弁行為(弁護士でもないのに弁護士の仕事をした)ではないかと声があがるようになった。そして札幌弁護士会は渋谷氏を非弁行為で訴えた。

マスコミや弁護士会にビビった党と民商は、渋谷氏を民商から解雇し、除名した。なんでたたかわないんだよ?と思ったのだろう。民商会員も札幌ライラックの会に世話になった人たちも驚いた。そして党や民商を批判するが当然彼らに聞く耳はない。

しかし、札幌地裁は弁護士会の告発を不起訴とし、加えて渋谷氏が行っていた不当な除名処分の撤回と未払い給与支払いを求めた裁判で渋谷氏の主張を認めた。

ここで渋谷氏に謝って復党、復職させればそれで済んだ問題だ。しかし、共産党はこれを不服として控訴、そして珍妙な論理(確かにオモロイ)で正当性を訴えたが、当たり前のごとく敗訴。でも無謬を誇る共産党はいまだに自分たちのあやまりを認めない……よくあるパターン。

しかし、この事件に巻き込まれたのをきっかけに渋谷氏はますます有名になり、いまや北海道政界の……あとは読んでね。

次に紹介されるのは、当blog常連のクニチュウこと、国忠崇史氏。金沢大学で民青や党員などやっていたが、党の学業よりも政治活動というやり方に反発して離党。その後鹿児島事件に巻き込まれて日本労協連からの査問を受けるも、心ある共産党員から中に入って改革せよと言われて再入党。そして「小さな査問の話」というホームページを立ち上げ党批判を行った。

でも、やはり党は不祥事を行う者の味方である。しかしこの事件では面白いことが起こった。党員であるとして自分の名前を出して党批判をすれば、普通は党から査問を受け処分されるが、これが一切なかったのだ。そのため国忠氏は、共産党ウォッチャーから党批判を公然と行っても査問されない謎の共産党員として知られるようになる。

いつまでたっても問題が解決しないので、しょうがないから北海道で幼稚園の園長をやりつつ、党活動を熱心にやっていると、地区委員会から士別市議選に出ないかとお声がかかった。この時クニチュウ氏がかなり迷った形跡がネットに残されているが、やる気になれば動きは速い。それで市議会議員選挙予定候補者として活動している時に起こったことは、こちらを最初から読んでいただきたい。正論には載ってない資料写真もいくつかあります(笑)

そして最後に紹介されているのが、我らがキンピー氏なのだ!
私たち「キンピーを応援する会」まで紹介されましたぁ。クニチュウ氏のネタが面白すぎて、我々は割を食ってちょっとしか紹介されていませんが、まあ、ここを読んでいただければ分かると言うことで許す(^^;)