まだ、しんぶん赤旗が「赤旗」の時代、党の気に入らないことがあると一ページ丸ごと使って事実ねじ曲げやり放題の論文を出して批判していたことがよくあった。

文藝春秋に立花隆が寄稿した「“日共のドン” 宮本顕治の闇」が出たことで、綱領変えようが本質のところは全く変わっていないと言う、警察白書なんかにある公安の見方はたたしいことが証明されてしまった大論文が掲載された。

量が厖大なので、テキトーにしか突っ込まないが、当blogにはぼくちんなんかよりよほど詳しい人が多いからなぁ。後は補足してもらおうとグータラなことを考えつつw、ちょこっとツッコミ。

立花氏といえば、三十年ほど前、日本の支配勢力の反共戦略の先陣をきって同じ『文芸春秋』の一九七六年一月号から「日本共産党の研究」という連載を開始 し、戦前の日本共産党と宮本顕治氏の活動にたいする集中攻撃をおこなった人物です(これは七七年十二月号までまる二年にわたる長期連載でした)。このとき の立花氏の攻撃の最大の特質は、戦前の特高警察や検察当局の諸資料をなによりの材料として、特高警察がでっちあげた反共キャンペーンを、戦後の日本でむし かえしたところにありました。

「日本共産党の研究」は公安側の資料もたくさん使ったが、それに負けないくらい党側の資料も使っていたんだが、そういうとこは無視するのねw
立花氏の攻撃は、特高警察の主張をうのみにして、そのでっちあげをむしかえしたものにすぎません。内容的にも特高警察の資料以外の客観性のある材料 は、何ひとつ持ち出すことはできませんでした。そしてこの時、立花氏が、日本共産党のこの反論にたいしてまともに答えることを、いっさいしなかったこと も、特徴的なことでした。

「日本共産党の研究」は講談社ノンフィクション賞も受賞するほど高い評価を得た本だが、その原因の一つは、日本共産党がまともな反論を返せなかったことくらい、当時生きていた人には常識でした。

「民主集中制」批判というのは、立花氏のお得意の議論で、三十年前の「日本共産党の研究」で日本共産党が「暴力革命」路線をとっている証拠としてもちだし た議論でした。「暴力革命とプロレタリア独裁と民主集中制の組織とは三位一体」だという公式を勝手につくりあげ、“「民主集中制」を捨てないことは、本音 では「暴力革命」路線にたっていることの何よりの証拠だ”というわけです。この奇妙な「三位一体」説も、日本共産党は、当時、徹底的に論破しました。

ウソ八百もいいとこ。立花隆は暴力革命とプロレタリア独裁と民主集中制の組織とは三位一体」をレーニン主義の説明に用いており、日本共産党が暴力革命とプロレタリア独裁を捨てたと言うなら、レーニン主義のうち、なぜ民主集中制だけを残す必要があるのかを問うた。

そうした疑問が正しい問いかけであっことは、30年後の、すなわち今の日本共産党の党勢が最も雄弁に物語っているではないかwww

不破哲三前議長が、先日の党創立八十五周年の記念講演会で紹介した話ですが、アメリカの『タイム』誌が、六月に、「共産主義は日本で活気にあふれ健在」と いう記事を掲載しました。「世界の他の先進国の共産党が九〇年代に重要性を失ってしまったのに、日本共産党は最盛期に比べれば弱くなったとはいえ、いまな お日本政治で重きをなしている」。

タイムの日本についてよく知らない記者が、テキトーに書いた手抜き記事に喜んでいるのが哀れ。こんなものにすがるしかない常幹を擁しているのを恥ずかしいと思わないのか、党員諸君www

彼が流している文書の一つに、「不破哲三の宮本顕治批判〔秘密報告〕」という「面白い」レポートがあるのだそうです。

「だそうです」ですって。きゃははwwww
はっきり書けよ「宮地健一HP」のこれだとwww。
みられると都合が悪いからって、知らないふりなんて、著者の岡君、キミは宮本タケシなみのオツムかねw?

これは、まったくのつくり話です。私は、九四年から九七年まで、議長事務室の責任者をつとめていましたが、宮本議長(当時)の近くで仕事をしていた党員た ちのなかで、「分派行動」で「査問にかけ」られたり、「周辺から引きはが」されたりした人が一人もいないことは、責任をもって断言できます。

だから作り話だと言うとろうがw。なのに念入りに事実じゃないと言うところが、あ・や・し・い・ね。だいたいイリイチ事件などは否定していないのだから語るに落ちたと言うところだけど。

立花氏は、架空レポートからとったつくり話を、「現実に起きた」「事実関係」の叙述だという保証書をつけた上で活字にしたのですから、その「事実関係」を 立証する責任は、立花氏自身にあります。立花氏が、文筆家として、自分の文章にたいする責任をどう果たすのか、今後に注目したいものです。

ほ〜だったら裁判でも何でもやってみなさいなw
当然そこまで言うなら、中央委員会の自分の文章にたいする責任をどう果たすのかみせてもらいまひょ……って、いつもの逃亡で済ますんだろうけどねw

は〜かいつまんだだけでも、けっこうな量になったな……。