きょうの主張はできがよくないので、書き換えたw

 参院選挙の結果、自民党は改選議席を大幅に割り込む歴史的大敗を喫し、公明党も議席を減らして、非改選とあわせても過半数を下回ることになりました。発足いらい十カ月、暴走に暴走を重ねてきた安倍自公政権への、国民の厳しい審判です。

 日本共産党は比例代表で一議席減で、三議席を獲得しました。選挙区では議席の確保や回復にいたりませんでした。屈辱的敗北です。

新しい政治への探求

 自民、公明の政権与党が大幅に議席を減らした今度の参院選の結果は、首相や個々の閣僚の失敗や不祥事にたいするものにとどまらず、志位共産党の大もとに向けられた審判です。「無反省」派が党中央を独占し、党の歴史をも捏造し、負け犬根性と常幹の詭弁を耐え難いまで拡大した志位共産党には、もう国民の暮らしも、日本の前途もゆだねるわけにはいかないという国民の意思は明らかです。

 志位委員長は、年初から自民党対共産党を参院選の争点にすると宣言し、実際の選挙戦では第一に「確かな野党」を掲げました。国民はこれに明確な「ノー」を突きつけたのです。
 参院選挙の焦点となった年金、庶民増税、貧困と格差拡大、「政治とカネ」、憲法改悪など、どの問題でも自公の暴走に立ちはだかったのは民主党です。日本共産党の論戦は、自公政治を追い詰める上で、屁の突っ張り程度の力を発揮しました。褒められたのは、赤旗のスクープ力のみでした。

 そして「宙に浮いた」年金記録問題で日本共産党の追及は、すべての年金受給者・加入者に政府の持つ記録を送る「一億人レター作戦」の実現に道を開くという形で、実務を無視して人気取りに奔走しました。選挙中大きな話題に浮上した宮本顕治元議長の死去では、日本共産党の過去に注目が集まりましたが、宮本に引き上げてもらった志位委員長はなんら反論できず、ほうかむりを選択肢にしていることも明らかになりました。

 改憲問題でも、九条改憲は「アメリカと肩を並べて」海外でたたかうためではないかという日本共産党の追及に、国民はあくびしかすることができませんでした。消費税でも憲法でも、自公の悪政に対決する日本共産党の力量のなさは明白です。

 国民は、もう自公の枠組みには日本の前途は任せられないという意思を明確に示しました。新しい政治をどう切り開くのか、政治の中身をどうするのかについては、国民の選択は民主党でした。新しい政治の中身を探求する、新しい時代が始まったことを意味しています。

 日本共産党は、これほど順風が吹いていたにもかかわらず、自民党並の敗北を喫したことで、国民の声にこたえることができないと審判を受けました。現在の共産党のシステムでは、もはや新しいシステムには対応できない。よって解党的出直しに、全力を挙げます。

志位和夫の退陣は当然

 国民が下した厳しい審判にもかかわらず、志位和夫は選挙後の記者会見で、委員長として続投し、「確かな野党」路線を継続し、「共産党を強く大きく」などとほざいています。言語道断です。安倍首相共々選挙結果を重く受けとめるなら、退陣こそ取るべき道です。

 政治的激動の時期を迎え、自公の政治と対決する、日本共産党の役割は、いよいよ小さくなってしまいました。ことここに至っては、常任幹部会委員全員が退陣し、新しいシステムに適応できる者たちに道を譲り、次の国政選挙の機会には、少しは国民に信頼していただき、前進・躍進できるよう、党改革に全力ををつくす決意です。