こちらに寄せられた素人爺氏の質問にお答えするということで、busayo_dicの考えをここにアップします。
日本共産党は、もともと日本に社会主義革命を起こそうとしていた政党です。戦前は非合法政党で、徹底的に弾圧されてきた歴史を持ちます。戦後もかなり長きにわたって社会主義革命を目指して活動していましたが、現在は弱者に軸を置いた他政党との連合政権を目指しています。
他政党と特に違う特徴は、第一に堅牢な財務基盤を持っている事。党員や支援者を相手にした新聞である赤旗を売って、企業献金や政党助成金などがなくてもやっていける、強い財務基盤を持っています。第二に民主集中制という組織形態をとっている事。これは軍隊のような上に絶対服従の組織とされています。
実際は、社会主義革命よりも弱者のための政治活動している人たちが多い政党で、党員が党のために献身的に努力する姿は、他党の人間も認めざるを得ない事実でしょう。しかし、これまで政権を掌握するほどの勢力は持った事もなく、数の上では常に弱小政党のままでした。こうなった理由は、個人的には三つあると思われます。
日本共産党は、もともと日本に社会主義革命を起こそうとしていた政党です。戦前は非合法政党で、徹底的に弾圧されてきた歴史を持ちます。戦後もかなり長きにわたって社会主義革命を目指して活動していましたが、現在は弱者に軸を置いた他政党との連合政権を目指しています。
他政党と特に違う特徴は、第一に堅牢な財務基盤を持っている事。党員や支援者を相手にした新聞である赤旗を売って、企業献金や政党助成金などがなくてもやっていける、強い財務基盤を持っています。第二に民主集中制という組織形態をとっている事。これは軍隊のような上に絶対服従の組織とされています。
実際は、社会主義革命よりも弱者のための政治活動している人たちが多い政党で、党員が党のために献身的に努力する姿は、他党の人間も認めざるを得ない事実でしょう。しかし、これまで政権を掌握するほどの勢力は持った事もなく、数の上では常に弱小政党のままでした。こうなった理由は、個人的には三つあると思われます。
一つは、民主集中制によって、党内の異論は許さず分派(=党内派閥)を認めない組織になっているため、政治的な横の広がりを持ちにくいことです。
そのため、赤旗に書いてある通りの言説をくり返す「テープレコーダー」のような党員が多いと揶揄されます。また異論反論を認め、自分たちのやり方を変えるようなところがほとんどないため、独善的だと反発される事も少なくありません。
第二に異論を認めない体質なので、他政党との連合政権を目指すと言っていても、実際には孤立していることがほとんどだと言う事。共産党自身がいつも言う「オール与党VS共産党」に象徴されるように、世の中には共産党と敵しかいないという風に政治の世界をみているので、他党と協力して何かに当たるといった共同行動が苦手です。最近では沖縄県知事選挙くらいしか、大きな選挙で民主党などとの共同行動は行われていません。
第三に、自らの腐敗に甘く、自浄能力が弱いことです。共産党は金権政治とは無縁で清潔感のある政党ですが、問題も抱えています。特に大きいのは、民主集中制による、党内異論分子の排除でしょう。異論分子の排除は他でも行われますが、共産党の場合問題が大きくなってしまう。なぜなら世の中を良い方向に変える夢を持った、純真無垢な人たちが入党しているからてす。
党のために言っている、同時に国民のための共産党であるために言っている異論反論が、いとも簡単に否定され、離党に追い込まれたり、党から追い出されたりします。
共産党に入党する事は、今でも世間から危険分子とみなされ、就職などで不利な扱いを受ける事も多いようです。そうした危険を顧みず入党し、がんばってきた人たちですから、排除された時の精神的ショックは大変なものがあります。
そして、民主集中制は、単に異論反論に留まらず、党内の腐敗隠蔽にも使われます。いずみ生協事件、鹿児島事件など、団体トップの腐敗を止めさせようとした党員が解雇などの処分を受け、トップは居座りつづけたようなケースに民主集中制は悪用されている実情があります。
そのようなわけで、ご質問の「日本共産党は何を言いたいのか!何をしている政党なのか、何の為に活動をするのか!」については、実際はどうであれ弱者の立場に立った弱者のための政治をしていると、共産党員は本気で思ってます。弱者の立場にたつと言う事と、赤旗に書いてある通りの言説をくり返す「テープレコーダー」の立場がいつも一致していればいいのです。ところが、一致しない場合には党の立場を優先し、同じ反戦平和や、自民党政治打倒と言った目的をかかげる周囲と、いらぬ摩擦を起こしてしまうことがよくあるのです。
日進市の共産党に関しては、上記のような共産党に対する理解とは、また異なる何かがあるような気がしています。というのは、日進市の場合でいえば竹の山問題に共産党とどこか別の団体が関心を持っており、どっちが主導権を取って運動を進めるのかをめぐって摩擦を起こすというなら、いかにも共産党らしいと思います。
しかし、竹の山はそんな構図ではないようです。むしろ関心を持っていないように見えます。普通なら共産党が関心を持たないはずがない。それがなぜ無関心なのかは、私の共産党理解の枠を越えた謎です。
そのため、赤旗に書いてある通りの言説をくり返す「テープレコーダー」のような党員が多いと揶揄されます。また異論反論を認め、自分たちのやり方を変えるようなところがほとんどないため、独善的だと反発される事も少なくありません。
第二に異論を認めない体質なので、他政党との連合政権を目指すと言っていても、実際には孤立していることがほとんどだと言う事。共産党自身がいつも言う「オール与党VS共産党」に象徴されるように、世の中には共産党と敵しかいないという風に政治の世界をみているので、他党と協力して何かに当たるといった共同行動が苦手です。最近では沖縄県知事選挙くらいしか、大きな選挙で民主党などとの共同行動は行われていません。
第三に、自らの腐敗に甘く、自浄能力が弱いことです。共産党は金権政治とは無縁で清潔感のある政党ですが、問題も抱えています。特に大きいのは、民主集中制による、党内異論分子の排除でしょう。異論分子の排除は他でも行われますが、共産党の場合問題が大きくなってしまう。なぜなら世の中を良い方向に変える夢を持った、純真無垢な人たちが入党しているからてす。
党のために言っている、同時に国民のための共産党であるために言っている異論反論が、いとも簡単に否定され、離党に追い込まれたり、党から追い出されたりします。
共産党に入党する事は、今でも世間から危険分子とみなされ、就職などで不利な扱いを受ける事も多いようです。そうした危険を顧みず入党し、がんばってきた人たちですから、排除された時の精神的ショックは大変なものがあります。
そして、民主集中制は、単に異論反論に留まらず、党内の腐敗隠蔽にも使われます。いずみ生協事件、鹿児島事件など、団体トップの腐敗を止めさせようとした党員が解雇などの処分を受け、トップは居座りつづけたようなケースに民主集中制は悪用されている実情があります。
そのようなわけで、ご質問の「日本共産党は何を言いたいのか!何をしている政党なのか、何の為に活動をするのか!」については、実際はどうであれ弱者の立場に立った弱者のための政治をしていると、共産党員は本気で思ってます。弱者の立場にたつと言う事と、赤旗に書いてある通りの言説をくり返す「テープレコーダー」の立場がいつも一致していればいいのです。ところが、一致しない場合には党の立場を優先し、同じ反戦平和や、自民党政治打倒と言った目的をかかげる周囲と、いらぬ摩擦を起こしてしまうことがよくあるのです。
日進市の共産党に関しては、上記のような共産党に対する理解とは、また異なる何かがあるような気がしています。というのは、日進市の場合でいえば竹の山問題に共産党とどこか別の団体が関心を持っており、どっちが主導権を取って運動を進めるのかをめぐって摩擦を起こすというなら、いかにも共産党らしいと思います。
しかし、竹の山はそんな構図ではないようです。むしろ関心を持っていないように見えます。普通なら共産党が関心を持たないはずがない。それがなぜ無関心なのかは、私の共産党理解の枠を越えた謎です。