みながわ朋枝Watchから、どういうわけか真鍋町政に話題が変化しつつありますが、とりあえず続けます。このエントリが最初の当プログの処女リーディングという人は、まずこちらを読んでねということで引用をくり返す。
基本は前町長時代と同じブレーンで考えているからほぼ同じ施策になるのは当然。そこに別の施策で当選。ここにねじれ現象がおこって方針は同じ、しかし考えが違うので実行できない状態におちいっている。予算を修正するとしても全議員の意見を聞いていたのでは組織としては一つの方向に走れない、よい結果もでないだあろう。非常に難しい。レームダックになるか、裸の王様になるか、真珠湾になるか。
「基本は前町長時代と同じブレーンで考えている」
同じブレーンとは、要は町役場の幹部である。町長は、「このまち、どないすんじゃ、おまえら考えろ」と指示。それに町の幹部が「ああしまひょ、こうしまひょ」と提案して作られたものだということ。町長が違っても、同じメンツに「まちをどうすんだ」と聞いて同じ返事しか返ってこない……あたりまえ。
基本は前町長時代と同じブレーンで考えているからほぼ同じ施策になるのは当然。そこに別の施策で当選。ここにねじれ現象がおこって方針は同じ、しかし考えが違うので実行できない状態におちいっている。予算を修正するとしても全議員の意見を聞いていたのでは組織としては一つの方向に走れない、よい結果もでないだあろう。非常に難しい。レームダックになるか、裸の王様になるか、真珠湾になるか。
「基本は前町長時代と同じブレーンで考えている」
同じブレーンとは、要は町役場の幹部である。町長は、「このまち、どないすんじゃ、おまえら考えろ」と指示。それに町の幹部が「ああしまひょ、こうしまひょ」と提案して作られたものだということ。町長が違っても、同じメンツに「まちをどうすんだ」と聞いて同じ返事しか返ってこない……あたりまえ。
町長が替わるとき、前町長の政策を継承するとかか言って当選した場合は、問題は比較的起きにくい。しかし、前町長に批判的な立場で当選した場合、前町長のやりかたとは違ったことをやろうとする。これは当然のことである。
しかし、その当然のことをやろうとすると、町の幹部たちは、一度決めてその筋で進みつつある政策を、もう一度やり直すことを求められる。仕事のやり直しは、当然嫌がる。そして、付き合いのある議員たちに、なんとかならないでしょうかと泣きつく。ここで職員たちに恩を売っておいたら、あとあと頼みごとをするときにもやりやすいと一部の議員は思う。
そこで町長がバシッとリーダーシップをとれると良いのだが、これがけっこう難しかったりする。町長は選挙で選ばれている。実力を町役場で認められて町長になっているわけではない。実務を知らないのだ。
元役人とか、元議員といった経歴をもつ町長は、この点で有利になることがままある。議員を一期四年でも経験していたり、役人としてそこそこ出世するくらいの立場になっていたら、人脈もあれば役場の実務や意思決定のシステムも理解しているから、話を通しやすい。
これに対し、役人の経歴のない町長の場合、いきなりこれまでとは違う原理で動く組織のかじ取りをしなければならない。とくに真鍋町長は前職がデザイナーである。まったく違う世界に足を踏み入れたわけだ。
こんな時に普通頼りになるのは、町議会の町長派議員である。町政をよく知り、陰に陽に町長をサポートして支援してくれる議員が与党会派にいるとやりやすくなる。これがないと横山ノックのようにあれやこれやと嫌がらせをされる。そして主流派にからめ捕られていくのだ。
大山崎町の場合、日本共産党議員は、党本部が自慢するほど多いわけだが、それで過半数をとれているわけではない(6人/16人中)そうなると他の会派の“味方”をどれほど持っているのかが町政運営上重要になってくる。
ということで、想定される問題点は二つ。
1.真鍋市長の行政手腕が不足している。とくにリーダーシップに問題がありそうだ。
2.日本共産党会派が味方を作る努力をしてこなかった。
そこで、共産党町政の木曽町を見てみよう。ここは議員定数は18だが、共産党議員は一人しかいない。パワーバランス的には、大山崎町とは比較にならないほど共産党が弱い。なのになぜ田中町長が三期も町長を続けられるのか?
日本共産党乙訓委員会の面々は、木曽町へ視察に行った方がいいな。
……とここまで書いて、これ以上書くべきかどうか迷っている。ここから先は、いくら怖い物知らずのぼくちんでも、書くのに二の足を踏むほどこわーい世界に足を踏み込むことになるからだ。ということで逃げを打つことにする。
を読んで下さい。そうすれば読者諸兄も「皆まで言うな」とぼくちんに声をかけて下さることでしょう。
追記・取り次ぎを通していない本なので、このリストの書店が近くになければ、をクリックしてアマゾンに注文を入れることを推奨します。でなきゃ手に入りにくいし、imairu社が1冊の注文に書店との取引をするという多大な負担をかけることになるから。
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しかし、その当然のことをやろうとすると、町の幹部たちは、一度決めてその筋で進みつつある政策を、もう一度やり直すことを求められる。仕事のやり直しは、当然嫌がる。そして、付き合いのある議員たちに、なんとかならないでしょうかと泣きつく。ここで職員たちに恩を売っておいたら、あとあと頼みごとをするときにもやりやすいと一部の議員は思う。
そこで町長がバシッとリーダーシップをとれると良いのだが、これがけっこう難しかったりする。町長は選挙で選ばれている。実力を町役場で認められて町長になっているわけではない。実務を知らないのだ。
元役人とか、元議員といった経歴をもつ町長は、この点で有利になることがままある。議員を一期四年でも経験していたり、役人としてそこそこ出世するくらいの立場になっていたら、人脈もあれば役場の実務や意思決定のシステムも理解しているから、話を通しやすい。
これに対し、役人の経歴のない町長の場合、いきなりこれまでとは違う原理で動く組織のかじ取りをしなければならない。とくに真鍋町長は前職がデザイナーである。まったく違う世界に足を踏み入れたわけだ。
こんな時に普通頼りになるのは、町議会の町長派議員である。町政をよく知り、陰に陽に町長をサポートして支援してくれる議員が与党会派にいるとやりやすくなる。これがないと横山ノックのようにあれやこれやと嫌がらせをされる。そして主流派にからめ捕られていくのだ。
大山崎町の場合、日本共産党議員は、党本部が自慢するほど多いわけだが、それで過半数をとれているわけではない(6人/16人中)そうなると他の会派の“味方”をどれほど持っているのかが町政運営上重要になってくる。
ということで、想定される問題点は二つ。
1.真鍋市長の行政手腕が不足している。とくにリーダーシップに問題がありそうだ。
2.日本共産党会派が味方を作る努力をしてこなかった。
そこで、共産党町政の木曽町を見てみよう。ここは議員定数は18だが、共産党議員は一人しかいない。パワーバランス的には、大山崎町とは比較にならないほど共産党が弱い。なのになぜ田中町長が三期も町長を続けられるのか?
日本共産党乙訓委員会の面々は、木曽町へ視察に行った方がいいな。
……とここまで書いて、これ以上書くべきかどうか迷っている。ここから先は、いくら怖い物知らずのぼくちんでも、書くのに二の足を踏むほどこわーい世界に足を踏み込むことになるからだ。ということで逃げを打つことにする。
を読んで下さい。そうすれば読者諸兄も「皆まで言うな」とぼくちんに声をかけて下さることでしょう。
追記・取り次ぎを通していない本なので、このリストの書店が近くになければ、をクリックしてアマゾンに注文を入れることを推奨します。でなきゃ手に入りにくいし、imairu社が1冊の注文に書店との取引をするという多大な負担をかけることになるから。
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