京都新報(日本共産党京都府委員会機関紙)にこんな記事があった。

2007年03月24日 17:20

予算案成立へ全力あげよう  大山崎町・「民主町政の会」new

 23日の大山崎町議会最終本会議で、真鍋宗平町長が提案した07年度一般会計予算案などが否決されたことを受け同日、「民主町政の会」はふるさとセンターで議会報告会を行いました。真鍋町長と日本共産党の堀内康吉議員が報告しました。
 真鍋町長は今予算案について、国の地方交付税削減やインタージャンクション建設に伴う企業の撤退などで税収減となった厳しい財政状況で、福祉・くらしを 支える予算編成に努力したことを語りました。今後、3カ月を目処にした政策的な予算を組めない暫定予算での執行となることを説明し、「本予算成立に向け、 今後も支援をお願いしたい」と訴えました。
 堀内議員は真鍋町長の予算案は福祉・くらし、水問題などの公約実現に確かな1歩を踏み出したものと強調。議会では野党が真鍋町長と日本共産党のイメージ ダウンをねらって低俗な攻撃に終始したことなどを紹介し、「追いつめられているのは、相手陣営の側。住民の要求を掲げ、府議会選挙で皆川候補を勝利させ、 決着をつけよう」と呼びかけました。

と大見えを切るのだから、当然みながわ朋枝が落選したときの言い訳に、いやがおうにも期待してしまうが、真鍋町長と日本共産党のイメージ ダウンをねらって低俗な攻撃に終始したという野党ってどこよ?

大山崎町議会議員(自民党)の前川光氏に「何か思い当たることありますか?」と聞いてみようと思って前川光氏のページに行くと、


掲示板に以下のような発言があった。

予算委員会最終日

本日予算委員会(8名 委員長:共産)最終日
 ○一般会計予算 が否決されました。
  賛成 共産2  反対 5
 ○ふるさとセンター駐車場特別会計 否決されました
  賛成 1 (共産2は留保 退席扱い)反対4
 ○水道会計 否決されました。
  賛成 共産2 反対 5
 最終本会議が23日にありますがほぼ同じ結果になります。
 よって真鍋町長は暫定予算で進むことになりました。
(2007/03/15 17:22:49)


[20-1] 否決の理由は? 2児の母

今回、真鍋町長のだした案をここぞとばかりに否決させているように見えるのですが、それは共産党だからですか?
議会の中に‘共産VS自民とその他‘という構図が見えてなりません。
共産党の案だから反対では まったく町民の為になっていないのでは?
党の利害を優先させるのではなく枠を超えて 互いに本当にどうすれば、大山崎が良くなっていくのかを考えてくれる事を望みます。
(2007/03/22 11:46:26)

これに対する返答かどうか知らないが、次に来るのがこれ

○大山崎町の町議会は23日、43億8000万円の新年度一般会計当初予算案を否決
○2006年度一般会計補正予算案、水道事業会計予算案、大山崎ふるさとセンター駐車場事業特別会計予算案の3議案が否決となった。
おそらく町政始まって以来の予算否決。全国でも例は少ない。先が見えない。
  基本は前町長時代と同じブレーンで考えているからほぼ同じ施策になるのは当然。そこに別の施策で当選。ここにねじれ現象がおこって方針は同じ、しかし考え が違うので実行できない状態におちいっている。予算を修正するとしても全議員の意見を聞いていたのでは組織としては一つの方向に走れない、よい結果もでな いだあろう。非常に難しい。レームダックになるか、裸の王様になるか、真珠湾になるか。
(2007/03/24 14:26:01)

共産党どっぷりの人には分かりにくいというか、理解不能かも知れないのだが、政治の世界を多少なりとも知る者が見ると、前川氏はたいへん客観的に現状報告をしてくれている。でも、政治の素人には分からないと思うので、多少解説する。

日本共産党が思い知らなければならないのは、現実の政治は「オール与党VS日本共産党」よりも「官僚(役人)VS政治家」の構図が先にあって、政治家世界の中での闘争は二次的なものにすぎないということだ。

この件、長くなりそうなので、続く……トラックバックを打っておいたが、できれば前川議員にも書き込みに来ていただきたいものである。前川議員相手なら、ウヨサヨ中道といった立場を越えた有益な議論ができると思うから。

ということで、読者諸兄が前川議員のページを訪問し、こっち来て議論に加わってねんと陳情してくれると、ぼくちん嬉しい