ポスト資本主義社会―21世紀の組織と人間はどう変わるか

前回、こんなことを書くと、日本有数の共産趣味者TAMO2師匠が長いコメントを書いて下さいました。

ところでTAMO2師匠は、こんなことも書いておられまつ

タケシ先生の書かれた文章は、20年前まで大真面目に言われたことと同じです。

いやいや、たけし先生の頭は、もっと古いと自身の共産趣味の水準を省みず、反論してみまつwww

 しかし労働者をお金で雇って生産する資本家と、資本家に雇われなければ生きてゆけない労働者の間には「公正な競争」などというものは存在せず、この「格 差」というものは不合理な格差であって、工場や会社などの「生産手段」が、資本家個人の所有となっており、したがってすべての生産がある個人のお金儲けを 目的としておこなわれる資本主義社会には、どうしても解決できない問題が存在すること。

もう、たけし先生の世界認識は、19世紀で止まっているのでつねw。経営学で一番最初に学ぶことにバーリとミーンズの「資本と経営の分離」というのがありまつ。経営史における専門経営者の台頭と共に語られることが多いでつ。

日本の現状について語られるときにはバブルまでの状況として「株の持ちあい」について学ぶのが普通でつ。株の持ち合いとは、財閥系企業や、銀行と融資先がお互いに株を持ちあっておったわけでつ。資本家が持っているんじゃありませんw
資本と経営の分離と並んで発生したのがヘンリー・フォードが提唱した営利原則の否定で、それが経営学の父ドラッカー思想の根幹の一つとなり、日本の経営者に多大な影響を及ぼしたのを知らないで資本主義を語る有名人は、たけし先生くらいでしょうかw

ついでに言っとくと、ドラッカーは、こんなことを言っておりまつ。

今日先進国において、年金基金を中心とする機関投資家によって保有される資金量は、未曾有の額である……(中略)……それら年金基金の保有する資金は、史上いかなる「資本家」が手にしていた資金をも、矮小に見せる。

とぉいうことで、マルクス主義の規定とは全く違う資本主義である「資本家なき資本主義」について書いておりまつ。「資本家なき資本主義」とは、簡単に言うと、すごい資金力を持つ年金基金の所有者はだあれ?ということでつw

日本共産党大阪府委員会政策委員長のアタマが100年以上前の水準であるということは、博物館で100年前の思想を大言するスピーカーとして展示してもらえそうでつ。

たけし先生、よかったでつね。共産党クビになったら、博物館で雇ってもらえますから……おっと、展示のまちがいでしたwww