マガジン九条でコメディアンの松崎菊也さんのインタビュー。中間層の分析にはなるほどと思う。そして護憲派に対する注文もいろいろつけておられるのだが、特に2点

憲法を変えたいって人たちとまず話をしないといけないでしょう。護憲側の集会にそういう人たちを呼んで討論会を開くとか、逆にあっち側の集会に行って意見を述べるのもいいんじゃないかな。

まことに正論。当blogもよくやるが、よく削除される体質は何とかして欲しいですなぁ……松崎さんも言っているが、同じ考えのひとが集まるのも悪くないが、そうじゃない人とも対話していけないのでは相手にされない。
そう、「比例は公明党に」なんて選挙協力もするわけでしょ。あんな行為は政党としては自殺行為もいいとこなんだけど、護憲派といわれる政党や政治家にも「目的を達成するためには何でもする。誰とでも手を組む」というあの貪欲さを見習ってほしいですよ。昔ながらの左翼運動の流れをくんでしまったのかどうか知らないけど、護憲側って、憲法を護るという目的は一緒なのに、ともするとその護り方をめぐってケンカになってしまうようなところあるじゃない。もうそんなことしている場合じゃない。この点に関しては、共産党に特に言いたいですね。「自分たちが一番正しい」なんていう唯我独尊じゃダメですよ。自民公明が選挙協力をバンバンやっているのだから、護憲側も参院選にしろ統一地方選にしろ、選挙協力しないと、ほんともう間に合わなくなってしまいますよ。

共産党に危機意識があるとは思えないねぇ……今年は参議院選まで年初から活動を速めているから、党内で危機感は共有はされてはいるだろう。しかし方法が活動を速めて内容は変らないわけだから、成果が上がるとしても数日分宣伝が長くつづけられるだけに過ぎない。

よって宣伝の効果が出たとしてもわずかしかないだろう。実際、しんぶん赤旗を見ていても一部を除き「前回時」水準を達成するのがやっとのようだ。

党利党略を考えるなとは言わないが、護憲を第一に考えるなら、自分たちが降りたら増える護憲議席と自分たちが単独でたたかった時の護憲議席の数を計算して、多い方を取るのが戦略と言うもの。

そうしたやり方は、まだ力のあるうちでないと使えない。国会の議席が今の半分になったら、相手にとって共闘する価値もなくなるんじゃないだろうか?。

声かけられているうちが華だよ〜ん。