高校履修不足について、教育委員会や学校より政府に責任があるとする記事。この事件があって、高校で世界史が必修だったとはじめて知ったほどbusayo_dic@管理人はこの世界に疎いのだが、それでもヘンな記事だくらいは分かる。

入試科目しかやろうとしない者に、それも負担の少ない科目しかやろうとしない者に、世界史の授業受けさせたところで寝てるだけだし、どうせ最後は生徒の将来を鑑みて、テキトーに型式だけ整えて卒業証書を出すに決まってる。道理はなくとも現実的な選択肢だからね。

でも今回問題にしたいのはこれ


根本的な論議も必要です。高校教育の目的は、生徒の「人格の完成」であり、大学合格者数競争で教育をゆがめてはなりません。また、大学入試が高校以 下の教育をゆがめていることも問題です。ヨーロッパではある程度の成績を修めれば基本的にどの大学でもいける「資格試験制度」があります。改革が急がれま す。

 今回の事態は、あらためて競争中心から子どもの人間形成を中心とする教育に転換する必要を浮き彫りにしました。競争教育を強める教育基本法改悪は、この点からも中止すべきです。

資格試験制度とは、おそらくフランスのバカロレアのことをさすと思われるが、けっこうこれもキツイよ。それにバカロレアに合格してからも試験は続く。中でもエリートを輩出するENA(国立行政学院)なんざ、試験問題からして「セーヌ川の水深は?」みたいなムチャクチャな奇問だらけ。……こういう試験を通過した連中だからフランスの政治家ってのは狸みたいなのばかりとも言えるが……要は日本以上に熾烈な受験戦争が毎年行われている。

そんな制度にしたいと言っているわけではないのだろうけど、もう少し頭の良いとこ見せようとしないと、頭の良いひとは「人間形成中心の教育」なんて寝言にしか聞こえないよん。そしてそんな寝言を言うやつが守るというなら、教育基本法など守る価値がないと思うものだよんwww