公明党議員が、防衛庁の「省」昇格について基本的に賛成の立場なのに、国民の不安や懸念があるとする質問を行ったとの記事。

 これだけ国民の「不安」「懸念」を紹介するならば、法案そのものを認めず、国会に出さなければいいはずです。ところが、佐藤氏は壇上から法案への賛成を表明し、自民党席から大きな喝さいを浴びました。

公明党議員としての立場……おそらくは公明党支持者の間に、ここで挙げられたような懸念があっての質問だとは思う。しかし、素直に読めば、そうした不安や懸念をなくすよう努めよとの趣旨の質問ととれる罠。

しかし、そんなことより、国民の不安や懸念があるなら絶対反対の立場に立たねばならないなんて論理が通用するなら、国民が共産党に持っている不安や懸念も相当なものだ。

仮に日本共産党非合法化法案なんて出たら、日本共産党に不安や懸念を持っていても、そこまですべきではないと当ブログの読者は反対の立場にたつと思うが、共産党は我々に非合法化法案賛成に回らなければならないはずだと言うのだろうか?

むしろ公明党内に、この問題について不協和音があるのか?程度の記事にしていて、これを機会に自公連立に楔を打ち込めないかと考えるのが本筋だろうに。