にちゃんねるでもスレがたち、人気者のたけし先生。きょうもたけし節炸裂でつ。

 まず初の戦後生まれの安倍政権誕生ってことで「戦争を知らない子どもたち」を歌坂さんと一緒に歌いました。しかし、この歌は「戦争を知らない世代だから こそ平和をめざしてともに歩こう」という趣旨ですが、安倍氏の「戦争を知らない」というのは「戦争の怖さを知らない」「戦争の苦労を知らない」そして「戦 争の反省を知らない」という意味だと話を切り出し、ギターを抱いたまま50分ほどお話しました。

少なくとも知られている限りでは、戦後生まれのたけし先生が戦争や内戦に巻き込まれたとも、どこかのレジスタンスに義勇兵として行ったとも聞いておりませんが、どこで戦争の怖さや苦労をお知りになったのでしょうか?

パリは燃えているか?(上)

原爆資料館を見学し、被爆者の話を聞いてお知りになったのでしょうか?

たとえば、日本軍が玉砕したタラワでは、米軍上陸前に艦砲射撃が行われました。米軍はだいたい一坪当たり1.5キロの砲撃弾を撃ってきたのです。日本軍の前線一メートルあたり三発。一発の有効破壊半径は100m。島の奥行きが500m位しかない小さな島での話でつ。

どれほどの地獄の中で日本軍が戦ったか想像するだけでぞっといたしますし、ドイツの電撃戦や連合軍のノルマンディー以降の勝ち戦でも、どれほど苦労がたえなかったか……と言っても、所詮本や映画やご老体のお話し聞くくらいですかねぇ……ぼくちん、とうてい知っているとは言えません。

というか、それ以前にこれまでのたけし先生の日記の内容を見ていて、戦記文学の素養があるとは到底思えないのですが、「戦争の怖さを知る」「戦争の苦労を知る」たけし先生の戦記文学の評論を読んでみたいものでつね……日本中の専門家たちが驚く、立派な作品になるに違いありませんwww

そしてこちらも触れないわけにはいきません。

 この間「住友信託銀行が07年3月決算で、13年ぶりに法人税を納める見通し」という記事が流れました。つまり住友信託銀行は1993年以来13年間、 法人税というものはビタ1円納めていないのです。しかもこの住友信託が「初めて納める」のですから、6大銀行グループは、三井住友も、東京三菱も、みずほ もりそなもビタ1円税金を納めておりません。

 これにはどよめきがおこりました。政府は「景気は回復した」などと脳天気なことを言いま す。回復したのは大企業の儲けです。大企業はバブルの時以上の収益を上げ、大銀行は不良債権の処理を終えて、業界全体の収益は3兆円を突破したと報じられ ました。しかし中小業者や庶民の家計はどうでしょう…「回復」どころか、いまも落ち込む一方なのです。

ビタ一円税金を納めていないはずはないのですが、それは揚げ足取りと言われかねないので放っておくとして、法人税を納めなかったのは、不良債権処理をしたが故の繰越損失がまだ9兆円ほど残っているからではありませんでしたっけ?

この累損を一掃するには、まだ三年から七年ほどかかる見込みだそうでつが、ぼくちんなら、その間金利が、むかし並に上がる見込みは薄いと言いますけどね。民商という中小企業経営者が集まる組織(だよね?)で一番切実なことは何かと思うと、そういう結論が出るんですが、さすがはたけし先生でつ。きっと「中小企業を知り」「中小企業の苦労を知る」から、こんなセリフが口にできるのでしょうwww