内側から見た富士通「成果主義」の崩壊

一面トップが、きようはこれ。シリーズ職場の連載だ。
富士通の成果主義が崩壊したのは、←の本がベストセラーになったことで多くに知られるようになったが、未だ本格的な回復基調には入ってないようだ。

もともと富士通は“野武士集団”などと呼ばれる、強烈な個性を持った会社であった。官庁の基幹システムの受注競争で、ハードウェアを一円で入札したと最初に話題になったのは、ここではなかったか?パソコン市場でもNECの98にやられたものの、世界最初にCD-ROMを搭載したFM-TOWNSで粘るなど、挑戦的気風にあふれた会社だったと記憶している。

ダウンサイジングブームの頃、busayo_dicは、なーんも知らんのに、どこのパソでも使うと言うことのみを理由にシステム屋に放り込まれたw関係で、当時急に売れなくなっていた各社のオフコン販売担当者と話をする機会がそれなりにあったのだが、正直言って、一番危機感がなかったのが富士通だった。
大企業は急に変れないと言うのはウソだ。変わるところは、アホみたいに素早く変わる。実際、昨日まで「オフコンはまだまだ行けます」と言っていた人が、一日で「これからはPCサーバです」といいはじめたの、実際に見たぞ。しかも、「実は半年くらい前から準備してました」って、オイ(笑)

笑い話のようだが、実際は、こうした市場に合わせた変わり身の早さが、この時代の日本のコンピューターメーカーの、その後の数年の運命を分けたような気がする。その意味で、共産党と富士通は似たところがある。そして、この記事にあるサブタイトル「士気低下に危機感」「何も変わらない」「社員に責任転嫁」に象徴される問題点は、全てではないが、半分以上は日本共産党をオチしていても一致している問題点だと思われる。

しかし、それに気がついていないのだな、共産党は……。