たけし先生、最近単に行動記録しか書いてくれなくて寂しいものでしたが、やっとネタを提供してくれまつた。

 私が、「ラグビー議員連盟」で森喜朗元首相らと英国大使館での英国国会議員ラグビーチームとのレセプションの場で、森氏が私に「英国チームは国歌をみん な揃って歌っているのに、日本は歌えない、宮本君、われわれも『君が代』を歌おうよ」などと言ったとき、逆に英国チームのスコットランド出身の議員が猛然 と「われわれスコットランド人はイングランド国歌など歌わない」と森氏に抗議して、私が「ほらね森さん、そんな一つの国歌を強制している国はないでしょ」 とたしなめた話をご紹介すると、うなづいておられました。

先生、英国の正式名ご存じでつか?「大ブリテンおよび北アイルランド連合王国」と言うのでつ。イングランドやウェールズ、スコットランドや北アイルランド、それぞれみーんな一つの国(地方でもあるが)なのでつよ。

だからイングランド国歌をスコットランド人が歌えるかとなるわけでつ。これがアイルランド人に向かって言おうものなら、かつてはIRAのテロを覚悟しなけりゃならないくらいのモノでちた。
カサブランカ 特別版

そんな国はほかにもあると思われまつ。たとえばイラクのような民族や宗教が違う人たちが混在し、お互い仲が決してよくない場合は、ひょっとしたら国歌自体歌えない、あるいはないのかもしれませぬ。

では、ドイツやフランスはどうでしょうか?「映画、カサブランカ」では、独軍シュトラッサー大佐とレジスタンスの闘士ラズロが、リックのカフェで国歌で闘っていましたな……。そうそう不破タンらがこの前行ってきた中華人民共和国の国歌はどうかな?

「ぼくちん、平和主義者で中国共産党員でもありませ〜ん。でつから、こんな好戦的な歌、うたいたくありましぇ〜ん」なんて言ったら、チベットの中国国民はどうなるでしょう?たぶん弾圧をくらうはずでつ。

当然、日本共産党はそんなことに反対しますよね