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筆坂秀世と佐藤優の対談「度し難きかな、共産党と外務省」掲載の産経新聞社の「正論」が発売された。

東京だけで都市銀行に民青が一千人いたという話から、書いてはみたものの売れないだろうと思っていた新潮新書「日本共産党」をいったい誰が買っているんだ?と続き、日共指導部は筆坂の社会的抹殺を本気で考えているだろうとくる。

今回産経の「正論」にでたことで「筆坂は落ちるとこまで落ちたけども、そのさらに下があるとはじめて知った」と言われるだろうとのくだりには、爆笑。そこから中央委員会が一人相撲をしていることを指摘してから、話は中国共産党と日本共産党、そして朝鮮労働党との関係、そして不破氏が共産党の構想改革に取り組みながらも、党員がついてこれなくて失敗してきたこと。そして志位氏に対するエールが続く。
最後は赤旗が真っ赤なウソをつくことに驚き、呆れた筆坂氏に対し、佐藤氏は。で、ムネオハウス追究につかった外務省の機密文書、どこから手に入れたの?ときて、後は次号のお楽しみ……「正論」編集部、商売巧すぎるぞww

対談を読んでいくと、佐藤優氏はさすがだね。佐藤の頭の中には、独自のパズルが構築されている。その中に日本共産党と言う、まだ埋められていないピースがある。そこにどんなピースがはまるのか、試しながら質問しているのがよくわかる。穏やかに二人が話していると思っている人は、自分の不明を恥じるがいい。実際穏やかに話しているのだろうが、この二人、タマを取るか取られるかの闘争をやっている。大変エキサイティングな対談だ。

興味深いのは、不破氏が党の改革を試みてきたのに、党員がついてこれなかったとするくだりだ。独裁者不破がやると言ったら、できるんじゃないかと思う人は、無理のない考えではあるのだが、間違っている。busyo_dicも同じようなことを、この目で二、三目撃したことがある。これは実際体験したものでないと分からないかも知れないが、独裁者でもやれないことはあるのだ。

そしてここを追及していけば、筆坂氏の意に反して党中央ではなく、「共産党員として死にたい」党員こそが、党改革をはばむ最大の抵抗勢力であると示すことになってしまう。

しかし、そこを佐藤は突っ込まない……busayo_dicなら突っ込むが、そこがよくないんだろうね、ぼくちんはw

しかし、改革とは、まさにそこから始まるのである。いわゆる勝ち組と言われる企業は、そうしたことをやってきた。政界でも小泉が、まさにそれをやった。不破には、小泉より立場的にラクであったかゆえに、基盤らしい基盤を持てなかった小泉のような蛮勇を振るうことができなかったのだろうか?。

それと、佐藤は、この対談記事を使っておそらく中国にシグナルを送ろうとしている。まったく油断も隙もないw