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大阪市市長の関さんが辞任することが決まりましたが、本人は改めて市長選挙に立候補するようであります。辞任の理由は自分の関わった融資が、回収の見込みの無いものや、まったく返済されていないものがあったということで、いわゆる「みそぎ」のための選挙であります。

また今まで市長選挙の度に、集票マシーンとなっていた労働組合との決別の意味もあるようで、ある労組幹部は「自分だけ綺麗になろうとするのか」と危機感を 強めております。また行政をチェックするはずの議会の責任も問われていまして、今まで歴代市長を支えてきた共産党以外のオール与党が、次回の選挙では分裂 が必至と見られております。

自分の田畑だけに水を引いて入れるという意味から、物事を自分の都合のいいように運ぶことを我田引水と言いますが、大阪市職員の厚遇ぶりや、乱脈経営とい うものは、まさに我田引水というべきもので、自分の支持者や支持してくれる団体に甘い汁を吸わせ続けてきたわけであります。
我が共産党にとって今回の市長選は大チャンスであることは言うまでもありません。しかし壊れたレコードのように「無駄を削ればバラ色の未来がある」と言っ ているだけでは市民の共感は得られるはずもありませんし、共産党だけが悪政の蚊帳の外にいたことをアピールしても当選するまでには至らないと思います。ま た労組や福祉行政といった本来権力と対立することが多い分野で腐敗が起こっていたわけですから、市役所の体質そのものや、市の財政に関係する全てについて の見直しを先に進めなければ、福祉や労働問題をアピールしても何の意味もありません。

来月に迫った市長選でありますが、市政の変革と同時に共産党の変革も問われているように思います。

罵詈総論でした。