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質素な暮らしが尊いとされたのは遠い昔の話で、高度成長期を経験した私たちの暮らしは、高度消費社会へと一変しました。それもずいぶん前のことになりますが、それを支えてきたのは大量生産の成功でした。

日用雑貨や電化製品、そして車。次々と生産されては消費していきましたが、トヨタ自動車はそんな物作りに革命を起こしました。トヨタ方式と呼ばれる生産方式がそうであります。

トヨタ方式では、まず誰でも出来るように作業の標準を決めることから始まり、さらには無駄を省くため「ジャスト・イン・タイム」を導入します。要するに必要な部品が必要な時、必要なだけ生産ラインに届くという考えかたであります。

トヨタ方式で、もう一つ重要なことがありまして、それまでの生産方式はフォード式と呼ばれるベルトコンベア−式で、不具合が生じても生産ラインと止めるこ となく生産し、最後にまとめて不具合を直すというやり方が常識でありました。しかしトヨタ自動車は不具合が出れば、すぐに生産ラインと止めました。ライン を止めて原因をみつけて直せば、再発を防止できコストが安くつくという理由からであります。

こうしてトヨタは世界に冠たる大企業に成長していったのでありますが、不具合があってもそのまま放置し、世間が忘れてくれることを願っている組織にはどんな未来があるのでしょうか。

罵詈総論でした。