ブックガイド・気分はコミュニスト

いやはや、某投稿氏のおかげで、もうちよっとあとに紹介するつもりの本を吐き出さなきゃならなくなった……。だって、日中出版ばかりになるのはちょっとまずいでしょ？

で、↓の本は、イリイチ事件の張本人、伊里一智（イリイチと読む。当然レーニンからとったペンネーム）の書いたイリイチ事件のドキュメント。

当時の議長であった宮本顕治（ミヤケン）は選挙敗北の責任とってやめなさいという議案を党大会に出そうとしたイリイチ一派。党大会の代議員権をとった直後から、規約違反はもちろんのこと、ムチャクチャな党中央の弾圧が始まる。そいで伊里一智が怒って、党大会会場でビラをまいて……
簡単に言うと、伊里一智は、キンピーの大先輩なのだｗ
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気分はコミュニスト

一つ付け加えておくと、この時、伊里一智弾圧に大活躍したことでミヤケンの覚えめでたく大出世して書記長まで上り詰めたのが、志位和夫である。
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/miyamotoron/miyamotoron_keireki4.htm
の昭和60年のところを参照。

Comments

[1.]

伊里一智 = 石村多門 ??

[2. 藤重典子]

そうです。石村多門です。共産党、当時は冷戦時代でスターリンの影響を受けていたので傲慢なところがありました。共産党員は警察の前で彼の本名を呼び、その結果彼はジャーナリストに追っかけられても「いえ、まだ党を愛しておりますから」と必死で逃げておりました。支部の仲間が「公安にばれるとまずいから、本名を出さないで」とかテキトーなことを言って本名を公開させなかったので、就職できたようです。

[3. 藤重典子]

そうです。石村多門です。共産党、当時は冷戦時代でスターリンの影響を受けていたので傲慢なところがありました。共産党員は警察の前で彼の本名を呼び、その結果彼はジャーナリストに追っかけられても「いえ、まだ党を愛しておりますから」と必死で逃げておりました。支部の仲間が「公安にばれるとまずいから、本名を出さないで」とかテキトーなことを言って本名を公開させなかったので、就職できたようです。共産党は事件に加わったメンバーを呼びだし、自己批判書の提出を求めました。作家の故・米原万理は離党、石村は除名、あとは自己批判とか、仮病とかです。

[4. 藤重典子]

もう、ついでに言っちゃいます。宮本顕治は戦前は『敗北の文学』で小林秀雄をしのぐ評論家で宮本百合子がぞっこんの男性でしたが、８０年代には東大大学院の文系ではミヤケンのゴーマンぶりに「文学の敗北」なんて言われてました。あまりに崇拝されすぎたのでしょうか。もう時効ですが。
米原万里さん、その頃ウエスト５８センチ、グラマーな美女で通訳でお金持ち、上手な猥談で楽しませ、大学院生たちのあこがれの的でした。
こんな過去もありましたが、「時代の制約」というヤツで、だからと言って共産党を嫌いになる必要はありません。

[5. 藤重典子]

今インターネット・メディア　ｊａｎｊａｎのさとうしゅういち記者に注目中です。若手の彼は、大手新聞の記者だったようですが、内情に幻滅、広島県の自治体公務員になりました。共産党のことも良く知っていて、民主党員です。
彼の戦略は「共産党を徹底利用」法で、民主党を鍛える、という戦略のようです。私も「過去を総括できない共産党」に未来を渡すと危険だと考えます。スターリニズム再来の危険があります。だけど、共産党がなくなると、民主党批判のブレインを失うことになる。適度に票を入れ、共産党を養う。これが民主主義かもしれません。今の最大の危険は「日本ファシズムの再来」に対し、「全共闘」することだと思われます。
さとうしゅういちはまだ「盲点」が多い。人間学的考察がイマイチですので、かとうしゅういちの方が良いのですが、加藤周一なき今、「幅広い教養の上に思考する日本人男性」が見えません。
もう言うの飽きました。高杉晋作の結婚後の漢詩「春暁」って、エロチックでよろしいね。嫁はんは防長一の美人とか。

[6. こうもり]

以前、ここで雑誌「ユリイカ」の米原マリ特集号に関する書き込みをさせて貰ったことがある。藤重さんが上記で書くように、大変魅力的な女性であったことを、寄稿者が口々に語っていた。通訳能力は極上で、「言葉」の機械的な他言語への変換ではなく、双方の「意」を正しく捕えたうえでの的確な表現であったと、回想していた。その背後には、優しく、深い人間洞察が在ったのだろう。

　早速グーグルで「石村多門」を検索してみた。電機大学の哲学の助教授とあった。この人が、あの名高い伊里一智氏かと感慨深い。レーニンのファーストネームを思わせるから、当時は熱血漢あふれる共産党員であったと想像していた。年齢からして、都委員会にいた志井氏とは指導、被指導の関係であったのだろう。そして、熱血故、非民主的な指導に抗ったわけだ。

　宮地氏のＨＰによれば、共産党は、この前後から長期低落の道をたどる。衆院選挙での絶対得票率で見る限りでは、党勢は1980年を1とすれば、現勢はその3割もの減である。この間一貫して指導部にあったのは誰か？ミスタ津久井湖である。しかし、今では、内部から長期低落の責任を指摘する「人材」は無い。

[7. 蜜蜂＠政治将校殿へメッセージ]

ふむ、名無しさんと藤重典子さんによって、久々の興味深い情報が手に入った。イリイチは石村多門という、全然聞いたことのない人であったか。
政治将校殿、メールありがとうございました。
後ほど詳しい返信メールを送りますが、
イリイチが首謀した東大大学院の謀反を、粛清したのは、志位だけでなく、その貢献によって後の赤旗編集長に抜擢された河邑ではありませんか。宮地ＨＰにもその経緯が書かれているのを読んだことがあります。

[8. busayo_dic@管理人]

藤重典子さま
>彼の戦略は「共産党を徹底利用」法で、民主党を鍛える、という戦略のようです。

さとうしゅういち氏を詳しくは存じ上げないのですが、もしおっしゃるような戦略をお持ちなら、ちょっと引きますw
だって、日本共産党は内部留保がなんたるかを知らない人にしか説得力を持たないような内部留保論をいまだに捨ててませんよね。
身も蓋もない言い方をすれば、アホしか支持しない政党に期待するなら、真性のアホです。

日本共産党に期待するなら、それは地道な弱者救済活動に取り組む党員たちであって、日本共産党中央委員会に期待することはないんじゃないでしょうか？

実際、総選挙後、民主党は共産党からぱくった政策を主張していることがありますが、それは弱者支援の政策に限られているように思えます。

蜜蜂さま
>後ほど詳しい返信メールを送りますが、

私が繋いだ関係上、どんな質問をされたのかは存じ上げておりますが、メールでのやりとりに関して、このような場で公表されるのはいかがなものかと思います。

[9. コットン。]

・・身も蓋もない言い方をすれば、・・
ハッキリ言い過ぎと思いつつも、その通りと思う。

日本を代表するような活動家、論客が、・・「共産党を徹底利用」法で、民主党を鍛える・・とか・・共産党を強くして、日本の資本主義を強くするのに利用するのだ」という構想・・とか、ナンで、こんな、空回りな考えにナルんかな、、口当たり、聞こえは良いでしょうけど、、

共産党は、四万十の爺のように、賢そうな事を口パクするだけの集団になっているしなー、、
日本における共産党の役回りは、真剣に闘うヤツが出て来たら、体よく孤立させて、無害化するという事ではないか。宮本趣味であり、不破盆栽であり、志位では倒産有るのみでしょう。
共産党的なモノからの脱却がないかぎり、日本の社会進歩は絶望でしょう。

[10. 蜜蜂]

管理人殿
そうですね、これくらいは大丈夫と熟慮したんですが、
どのように将校さんに迷惑が及ぶやもしれません。
７とこの投稿、削除願ったほうがいいかな。

[11. 蜜蜂]

重子さん曰く「共産党がなくなると、民主党批判のブレインを失うことになる。適度に票を入れ、共産党を養う。」適当に養うのは難しいですよ。もう凋落してるんですから。
さとうしゅういち氏についても、重子さん買っておられるようですが、それほどの人物ではないかと。ネットでは人気少々あるかもしれませんが、言論だけでなく、リアルで行動力もなければ社会で注目され、社会を動かす人物にはなりません。
さとう氏と加藤週一の名を並べる意味はありません。
「共産党を養う」とか、さとう氏に注目だとか、批評家的態度は空想的で、趣味的であり、その視点は無力です。

[12. 小市民]

石村多門。。。困り者です。
今では世界征服のためにまず地元の幼稚園バスの襲撃を狙うショッカーみたいな人です。。。
小さな私大のヘゲモニーを得るために、怪文書はまくわ恫喝するわ酒を飲んで多数派工作するわ、そういうのに不慣れな善良な子羊のような普通の大学の先生たちはひとたまりもありません。。。
しかしそんなことして結局何がしたいんでしょうね。。。○スター○○ションは家で一人でするようにって、教わんなかったんでしょうか。

[13. 藤重典子]

石村多門は日本史→倫理学→哲学です。
確か北海道トップで、ニ番よりも100点多かったので、勉強を馬鹿にしてしまったとかという噂がございました。
石村多門のホーム・ページに書きこみとか質問とかできる筈ですので、何か意見を書けばよろしいかと思われます。

[14. 藤重典子]

彼は結婚していると彼の勤務する大学に電話して聞きましたが。「同級生です」と嘘言うとつながります。