歴史共有し平和築く〜日中韓共同の教材出版  「しんぶん赤旗」2005年5月28日号

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 東アジア近現代史の教材を三国共同で出版するのは初めてといいます。市販のほか、副教材として学校での利用を呼びかけます。
 教材は、日本軍による加害行為をそれぞれ項目を立てて説明するほか、原爆投下や沖縄戦など日本民衆の被害も詳しく記述。近現代の三国のかかわりを各国の視点から描きます。「少数者や女性、民衆の生活文化も丁寧に書くよう心がけた」と大日方氏は語りました。
(全文はこちら)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-28/14_01_2.html
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(コメント)
 全国の共産党・民青ファンのみなさん、こんにちは。週末はいかがおすごしですか?
 ♪憲法ビーバ ケーンポー 輝く ケーンポー オレ!
 と、「赤旗」をいつも楽しませていただいているのですから、たまには販促活動にもご協力しましょう。今日は日本・中国・韓国共同の歴史教材をご紹介したいと思います。

 この企画が始まったのは、「新しい歴史教科書をつくる会」が問題になった、2002年3月のこと。日本・中国・韓国に歴史家らの委員会を設置し、分野ごとに分担して執筆して、メーリングリストで議論しながら完成したそうです。日本への原爆投下では激論になったそうですよ。
 「自国益中心の歴史認識を克服する第一歩」と編集委員の笠原センセイも仰っておられることですし、共産党の皆様も、ぜひ在日朝鮮人共産主義者の歴史問題にも取り組んでほしいものです。
 韓国版はすでに発売され、中国版も来月に発売。日本版は高文研で予約受付中です。お申し込みは下記まで。読者アンケートには、「キンピーサイトで知りますた!」と書いてくださいね。(はあと)

『未来をひらく歴史』日中韓3国共通歴史教材委員会=編集
●A4・224ページ ●2005年5月下旬発行 ●本体価格1600円
(予約受付はこちら)
http://www.koubunken.co.jp/0350/0341.html