日本共産党・民青同盟悪魔の辞典+

日本共産党や民青同盟、またやりよった……ぼやきのブログ

2018年07月

 2018年3月期(17年度)に上場企業で1億円以上の報酬を得た役員が530人を超え、過去最高を更新したことが本紙調査でわかりました。500人を超えるのも初めてです。29日までに公表された3月期決算上場企業の有価証券報告書から集計しました。1億円以上の役員が急増したのは日立製作所で、前年度の7人から18人へと2倍以上に増やしました。

それはいい。でもな、ランキングに出てくる名前よく見なさい。社長がランクに出てこない会社があるぞ。トヨタとか、ソフトバンクとか。

これはどういう意味だ?決まってるよね。社長会長より報酬高い社員がいるってこと。すなわち、社長の管理能力よりも、一社員の稼ぐ能力の方がカネを取れる。そういう時代になっているわけだ。昔、金融の会社でこういうのはよくあったが、それが今はメーカーやサービス業にも及んでいると言うわけだ。

言い換えれば、赤旗をよく売ってくる人は不破より志位より報酬が高い・・・そういうのが最先端になってるわけだね。

なんだって?そんなのは共産主義じゃない?お、良いとこ気が付いたね。その通りだよ。だったら聞くけど、なぜ不破たんだけお手伝いさんのいる生活が出来るの?中央委員は年収一千万前後もらえて、他の専従の給与は低い上に遅配になったりするの?不思議ですね。なぜこうなるのか、教えてもらいたいですねw

■小池晃・共産党書記局長(発言録)

 史上空前の利益を上げている大企業への減税をやめれば、社会保障の財源ができる。大企業には十分体力はある。
 トヨタ自動車の3月期決算を見てみたら、子会社も含めて連結内部留保は約20兆円。毎日1千万円ずつ使っていくとする。想像できませんが、使い切るのに5480年かかる。縄文時代ぐらいから使い始めて、ようやく最近使い終わる。
 このお金を生かしたら、何ができるか。内部留保を賃上げに回す。正社員の雇用を増やす。そうすれば、トヨタの車はもっと売れるようになる。トヨタ自動車の未来を考えて、私は言っている。法人税の減税をやめて社会保障の財源に回せば、将来不安が取り除かれる。そういう人がトヨタの車を買うかもしれない。こういうのを、経済の好循環と言う。
 安倍さんの経済政策は破綻(はたん)が続いています。3本の矢、新3本の矢、合計6本も放って一つもまともに当たっていない。(川崎市内の演説会で)

大企業減税はやめても良いが、まだやってるよインチキ内部留保w。ま、それはともかく
たぶん、小池の頭の中にあるのは
藁のハンドル (中公文庫―BIBLIO20世紀)
ヘンリー・フォード
中央公論新社
2002-03-01

あたりで、フォードが労働者の賃金を大幅に引き上げて労働者がクルマを買えるようになったと言うのを念頭に置いているのだろう。だがね、時代が違いますよ。

フォードがやったのは大量生産システムで、手作り自動車よりもはるかに安く大量に作れるようになったわけ。それまで金持ちしか変えなかった自動車を庶民でも変えるようにした功績は、世界を変えた革命だと言っていい。

でもね、今はどうです?自動車業界でトヨタは利益率でスバルの後塵を拝している。生産システムも今やトヨタよりもマツダの方がすごそうだ。そして何よりも今、自動車は多くの人が持っていて、若いのは維持費や駐車場代を払うのが嫌で、持ちたくないと言うようになった。

クルマを持ちたくなくなるのは給料が下がってるせいだというのは、たぶん正しい。しかし上がったら買うかと言うと、これも疑問だ。今やクルマもカーシェアの時代。もう所有自体に意味がなくなる時代がやってきてる。いよゆるシェアリングエコノミーですね。



こんな一種の共産主義的ともいえる経済のスタイルが出現しつつあるのに、いまだにこんなその場限りの思いつきみたいなこと言ってちゃ商業高校の生徒にも馬鹿にさけます。
そうそう、これも再掲しておきますか。トヨタに内部留保を活用せよと言っておいて、民医連の介護施設では全く逆のこと言ってるのをwww

↑このページのトップヘ