川崎市議会の共産党市議2グループ3人が今年1月に実施した富山市への視察の報告書が、全く同じ文面で市議会に提出されていたことが分かった。2グループは異なる常任委員会から視察に訪れていたが、「川崎市政に反映させたい点」なども同じ文言になっていた。【太田圭介】
◇議会内で広がるコピペ
同市議会ではこれまでに、自民党市議2グループ7人が昨年度、政務活動費を使った視察でほぼ同じ文面の報告書を提出していたことが判明。視察報告書の「コピー・アンド・ペースト」が議会内で広がっている現状が浮き彫りとなった。
市議会は政策の所管局別に五つの常任委員会を設置している。視察後に作成した視察報告書によると、石田和子市議ら2市議は健康福祉委員として、佐野仁昭市議は市民委員として、富山市役所に1月19日に視察を実施。市職員からデイサービス事業の概要について説明を受けた後、意見交換した。
2グループの報告書は、ともに▽事業概要▽予算の推移▽意見要望等▽質疑内容▽市政への反映−−と同じ項目建てで構成。いずれも同一の文面で、質疑内容の項目では「(サービスの)デメリットは?」「学童保育との連携は?」と全く同じ記述をした。
「市政への反映」の項目も、「参考にするためには、そもそもの成り立ちの理念を理解しなければならないと感じた」「子ども達の放課後の居場所程度としては、川崎市としても採用できることが考えられる」など同一の文言だった。
毎日新聞の取材に対し、佐野市議は「各委員の認識を報告書に反映させず、不十分な内容になってしまった。認識が甘かった」と説明。石田市議は「自分が学んだことを委員会の趣旨に沿うように書くべきだった」と話した。
視察内容は同じところに行ってたら同じような内容になっても不思議ではないが、さすがにこれは・・・w
ただ、共産党議員の場合は、共産党員だから言うことが赤旗のコピーみたいなもんだから、コピペに関してあまり抵抗がなかった可能性はある。
市政の問題に取り組むときはそれなりに動いていると思うし、議会でしゃべるのも得意なのだろうが、作文は苦手なので誰かが書いたのをコピペしたと言ったところか?
まあ、どう解釈しても、恥ずかしい話なのは間違いないw