くま川鉄道特別応援切符が発売予定だったのが中止になったと言うのだが、興味深いツイートを見つけた。
くま川鉄道記念きっぷ発売中止の件。ちょこちょこ情報が出てきて、更に見えて来たものもある。
— ぬまきち@SBD2好評発売中 (@obenkyounuma) 2016年9月30日
中止の発端は、「市民からの通報」。くま川鉄道は、まつてつ改変キャラについて別キャラであることを国土交通省へ事前に説明しており、九州運輸局が許諾を出していた。しかし「市民からの通報」を引張出して、28日の人吉市市議会全員協議会で、本村令斗議員と村上恵一議員の二人が取り上げる。
— ぬまきち@SBD2好評発売中 (@obenkyounuma) 2016年9月30日
市議会で問題視されたことを受け、人吉市を含む沿線自治体の第三セクターであるくま川鉄道は翌29日に記念きっぷの発売を中止、という流れ。
— ぬまきち@SBD2好評発売中 (@obenkyounuma) 2016年9月30日
問題視した二人の議員のうち、村上恵一議員は熊本県人吉市九日町52(人吉駅と人吉温泉駅の中間くらいにある洋服店)「ステップス」経営で、地元商店街から輩出された保守系議員。市長選に出馬して落選し、現在は再び市会議員に戻って来た。59歳。
— ぬまきち@SBD2好評発売中 (@obenkyounuma) 2016年9月30日
もう一人の人吉市議は、本村令斗議員。こちらは共産党の議員。「共産党によるエロゲ弾圧」というのは、のちのちまで禍根を残しそうな事例になりうると思われる。これがあった時点で、国政でも「表現規制反対してくれるから共産党」という選択肢は難しくなるだろう。
— ぬまきち@SBD2好評発売中 (@obenkyounuma) 2016年9月30日
「脇が甘かった。エロゲ屋は反省しろ」という言説は成立しうるかもしれないが、「国土交通省の許諾が出来て、既に切符含めグッズの製造が全て終わっているものを発売直前に差し止める」ということを保守系議員と共産党議員が共謀して行ったということは、注目すべき点であるように思う。
— ぬまきち@SBD2好評発売中 (@obenkyounuma) 2016年9月30日
ニュースがまだ出ていないようで詳細は不明なのだが、記念切符の絵柄を書いた人がエロゲ関連の仕事をしていた人なのが問題視されたのだろうか?
追記・コメント欄の党員の息子氏より教えてもらった
人吉新聞
くま川鉄道(株)(永江友二社長)は29日、10月8日から予定していた特別応援切符の発売を急きょ中止した。人吉市議会の一部議員が青少年健全育成の観点から問題視したことを受け、「販売は運輸局が許可して問題ないが、誤解を招く恐れがある以上は中止せざるを得ない」と決めた。
特別応援切符は、熊本地震の影響で激減する乗客の緊急対策として、田園シンフォニーの列車5両をイメージした美少女キャラクターを使った一日フリー乗車券5枚組6000円。専用ケースとサウンドトラックCD付きの1500セットを販売予定だった。
同社の現状を受け、同鉄道を含む人吉市の風景を舞台にしたゲームを提供するゲーム会社が、ボランティアで製作に協力した。
ところが、市民からこのゲーム会社の「成人向けゲームのタイトル、キャラクターに酷似」という情報提供を受け、本村令斗議員と村上恵一議員が28日の市議会全員協議会で「普通のゲームではなく、青少年健全育成上でも問題。高校生らが利用する鉄道であり、人吉市の責任も問われる」と取り上げた。
井上祐太総務部長ら担当者が永江社長に確認した内容として、「国土交通省とも協議し、九州運輸局が許可しているので販売は問題ない。ゲームとのコラボではなく、キャラクターは別物」などと説明していた。
今回の状況を受け、永江社長は「ゲーム会社が無償で応援してくれただけで、利害関係は全くない。しかし、市議が問題視し、誤解を招く恐れもあるということで中止を決めた」と話し、今後の役員会で報告することにしている。
同社取締役会長の松岡隼人市長は「議会の全協で取り上げられた重大さを考え、発売前に適切な判断だった」とコメントを出した。
今ごろ問題にするくらいなら、協力してくれる会社のチェックくらいしておけ。
それを今になってアウトなんて言い出すのはゲーム会社に失礼だ。