日本共産党・民青同盟悪魔の辞典+

日本共産党や民青同盟、またやりよった……ぼやきのブログ

2006年04月

共産党関係者からの筆坂秀世著「日本共産党」に関してネットでの書き込みが見られるようになった。

板橋区議会議員松崎いたるのblogは、にちゃんねるの関連スレで紹介されてから、批判書き込みが数件あったため、本日未明突如コメント・トラックバックが閉鎖された。24時間以内の早業である。

松崎の意見に賛成する書き込みやトラックバックもあったのに、このヘタレぶりには笑うしかない。そもそも批判が怖かったら革命戦士(共産党では党所属の政治家をこう呼ぶ)なんてやるなよww

たのみとするは、おのれと支持者のみ。そんな中、批判が集中しても自説を曲げず、堂々と対応し再選を果たしたウヨ系?伊勢崎市議会議員伊藤純子たんを見習いなさい。彼女の方がよほど“戦士”だわさ。

政治信条の是非の問題ではない。政治家としての姿勢がなっとらん松崎いたるは、引退にいたるがよろしい。たたかえない革命戦士など、日本共産党の恥さらしだからw

追記
22:30現在、上記リンクの自分の投稿も削除した模様www
ページは保存しておいたので、希望者が多いときは公開しましょうかね?

たけし先生、奥様のあっせんで憲法学習会の講師を仰せつかったようでつ。もっとも「頭の上がらない」人物から言われると、逆らえないそうでつ。

一人でも支持者を拡大する必要がある参議院選挙区の候補者の分際で、逆らうつもりがあるなど信じられませんが、まぁそれはともかく

毎晩妻から「ごくろうさん」などと励まされながら、しかたなく睡眠時間を削って準備しました。

そうでつ。これって、おのろけのおつもりなのでしょうか?
それにしても、「妻から仕事をもらいました」くらいならともかく、「貴党前参議院議員・憲法調査会委員、宮本たけし氏にお願いしたく」でつか……「政策委員長」が抜けてますよん。

たけし先生の筆坂本批判がいつ出るかと楽しみにしているのでつが、いっこうに書かれないのに首をかしげているbusayo_dicでございます。

それはそうと、たけし先生がNTTの遠隔地配転の通勤に付き合ったそうでございます。50過ぎに通勤時間2時間は、確かにきつうございます。しかも、仕事の内容からして明らかに嫌がらせでつな。しかも通勤に年間170万もかかってもいいというのですから、確かに経済合理性も何もあったものではありません。YahooBBなどとの競争上、人件費圧縮が避けられないのなら、まず幹部から報酬三割減を始めるのが筋というものでつ。

と書いていて、ふと気がつきました。党勢が十年で半減する実績を残しているに、専用の別荘を持つというどこかの党幹部や、1選挙ごとに七億円も供託金を国庫に寄付する党がありましたな。こいつら、どんな経済合理性を持っているんでしょうか?革命戦士たけし先生の出番でつよ!

この無法が必ず断罪される日がくることは間違いないと確信します。
そうでつとも!



1.言葉を交わさなくとも、相手の考えが分かり合える交流のこと。中島敦の「名人伝」にある、自分を殺そうとした弟子が修業から帰ってきたのをひと目見て、師匠は弟子が自分よりはるかな高みにいることを悟ったようなことを言う。

2.不破哲三前共産党議長の外交の得意技のこと。外国要人との数秒間の握手だけの会見でも、待合室にいる間に、「名刺外交」とならび、もっと大規模な交流が行われているらしい。相手が壁の向こうにいるのに、どのような交流手段がとられているのかは不明だが、テレパシー説とデムパ説が有力である。

昨日は梅田でごにょごにょしていたbusayo_dic。地下に飯を食べに降りると、あれま、前に清風堂書店が……。以前たけし先生がベタ褒めしていた本の出版元と同じ名前やんけと入っていくと、ありました。以前先生がベタ褒めしていた「『日経』と『しんぶん赤旗』を読みくらべる」という本。ちなみに自費出版のようで、アマゾンの清風堂書店のリストには出てきませんが、たぶん10冊くらい平積みされていました。

先生がほめる本でつ。さぞ素晴らしいのだろうと一章を立ち読みすると、精神の健康について触れるところで、いきなり「日の丸・君が代」の文字が飛び込んできまつ。

著者自身、読者はなぜ、ここで「日の丸・君が代」が出てくるのかと思うでしょうみたいなことを言って、その理由を述べるのでつが……まぁ誰でも想像つきますわな(笑)




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「筆坂転落問題を使った攻撃に党活動の前進でこたえる」と黒抜き大見出しを付け
ている学習・党活動のページ。5月じゃなくて四月の党勢の前進をうたっているんだけど、きょうは29日なのだが、間に合うのだろうか?間に合わなかったら大恥だが……

それにしても、今回の筆坂秀世「日本共産党」は、党内でもインパクトが大きかったようだ。学習・党活動のページが、以下のように公明新聞の「座談会」に似てきたw 続きを読む

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる

1.定義はまだ確定的でないが、『ウェブ進化論』(梅田望夫著、ちくま新書)によると、コンピュータや通信機器などのハードのチープ革命がインターネットの普及をもたらしたのがこれまでで、これからはその成果の上でオープンソースが開花するとのこと。そして、そのオープンソースの時代の寵児が必要な情報を検索するgoogleであり、個別の消費者のマイナーな欲望にまで応えるamazonである。このオープンソースによるWebの文化をWeb.2.0と名づけよう、とのこと。

2.これらの企業の「新しい」ところは、従来技術やビジネスモデルなどは企業が秘匿するのが当たり前であったが、特に技術について一定公(オープンソース)し、自らをプラットフォーム化して第三者に新たな技術やビジネスモデルを展開してもらおうと発想しているところだ。これを通じてネット全体の効率化、経済を含めた民主化を意図する。これは、一種の共産主義の実践ではないだろうか?

3.従来の企業組織論の合わせ鏡のような組織論に縛られた今の日本共産党には絶対についていけない時代の流れ。

当blog一周年プレゼント一周年記念プレゼント・結果発表

応募総数 ゼロ
当選者当然ゼロ

うーん……なんてみなさん無欲なんざんしょ

今調べたところによると

紀伊国屋書店 新書部門4位
三省堂書店  新書部門5位
八重洲ブックセンター1階 15位
文教堂 新書34位
ジュンク堂 人気ありすぎで注文不可
旭屋書店 総合7位
セブンアンドワイ・本部門7位
ブックサービス 総合3位

アマゾンや文教堂など、在庫の確保に失敗したところは順位が低いが、成功したところでは、軒並みベストセラーとなっている。

配送が止まるゴールデンウイーク前、要するにきょうまでに新潮社と取り次ぎが、どれだけ書店に増刷を送り込めたか知らないが、品薄状態はゴールデンウイークが明けるまで解消されない見込み。

党中央からの反論の三つ目になる志位和夫委員長のものは、不破・浜野の主張の繰り返しである。読んでみて共産党にエールを送っているように見えたとか、記者が取材して身をもって観じていたなどの意見に、すり替えを行い、全く答えようとしていない。

ということでまとめに入る。
この本は、タイトル通り、日本共産党の等身大の姿を描こうとしており、そこそこ成功しているのは間違いない。等身大の日本共産党を描くこと自体は、ちょっとした共産趣味者でも可能だ。しかし共産趣味者の多くは、左翼文書に慣れ親しみすぎて、いわゆる普通の人にとってわけのわからないモノを書くことが少なくない。

しかし、この本には、若干共産主義のブロっぽい記述も散見されるが、基本的には共産党に対する予備知識のない人にも読みやすくなっている。これは、しんぶん赤旗の文体と共通する美点だ。ふだん、しんぶん赤旗をからかっているbusayo_dicだが、しんぶん赤旗の内容はともかく、わかりやすい文体は、もっと評価されていいと思っている。筆坂氏の文体も、そうした共産党的文体の良いところを引き継いでいる。

続きを読む

朝日ニュースターが筆坂インタビューを放映したのに対して、抗議を行ったようだ。都合の悪いことを報道される時は、弱小出版社には出版妨害、大手に抗議はいつものやりかた。朝日の担当者も、お見通し。

で、どんな放送をされたのかは、残念にながら見ていないのでわからないが、どのような虚偽が報道されたのが書いていないところが怪しいね。

ここの放映が虚偽だと言えばいいいのに……それを言ったらほかは正しいkt
と突っ込まれるのが怖いのだろうかw

筆坂秀世「日本共産党」浜野忠夫氏の反論は、もはやグリコアーモンドチョコレートなどライバルにならない香ばしさである。

筆坂セクハラ事件で党が説明せず、筆坂本以前にも出ていた脅迫FAX事件に付いての説明が全くなくて、筆坂はあの時謝罪したではないかと言うばかり……筆坂氏もその通りだと言っているではないか。それに被害者を慮って

セクハラの具体的内容について根掘り葉掘り尋ねられ、それが結果的に、被害者の二次被害を強めることにしかならないことを心配して、止めたのである。

というが、ではその具体的内容が、筆坂氏の言う通りチークダンスで手を回したという程度なら問題はあるまい。それ以上のことをやったというなら、二次被害を防ぐためセクハラの内容には触れないことを条件として記者会見させれば良かったのだ。

そうしたことをしない理由は、「二次被害」なるものが、脅迫FAXに安易に屈する自分たちに、批判の矛先が向くことを指しているのではないかと勘ぐりたくなる。 続きを読む

ニーメラー牧師について教えて下さいとする一読者の質問に、しんぶん赤旗屈指のエンターティナー(喜)氏が答える。

ニーメラーとは有名なナチスに不安を持ちながらも無抵抗でいたことを後悔する名文を残した人だが、これを、筆坂秀世の「日本共産党」がベストセラー街道ばく進中の今紹介するとは……

日本共産党に対する批判には、これまで腐るほど反論して来たわけだから、もっと批判相手への攻勢を強めろといった文脈で、ニーメラーの紹介はできない。

党のありかたに疑問があれば、ビシビシ中央委員会とたたかえと党員に呼びかけていると見たほうが正しい。ちょっと(喜)氏を見直したわいw


柏原第五章は、「日本共産党の無謬性を問う」とのことで、これも当blogでも再三笑わせてもらった党中央の“大本営発表”の選挙総括や、憲法問題に対する独善性、自衛隊に関する政策の迷走ぶり記して、政権担当能力があるのかを問う。このあたりは、共産趣味者にとって100%既知のことである。

終章「立ちはだかる課題」は、ソ連崩壊によって地に落ちた社会主義の威信について述べた後、日本共産党の「正義」のうさんくささに触れて、日本共産党の存在意義を述べる。

最後の、自らのあやまちを認め、かつ批判を甘受することを宣言する「自戒をこめて」は、立派な文章である。そして同時に、この文章は、不破元議長への痛烈な批判が込められているとみて良いであろう。

と言う具合に読んでみて思うのは、日本共産党側から発せられる反論の面白さである。不破元議長の反論から見てみよう。

蛇足↑この写真は、どこの写真が分からない人は無視するように……わかる人は連絡下さいとするメッセージでつ。

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週刊朝日今週号にある筆坂秀世インタビュー記事。聞き手は有田芳生。内容は、筆坂氏の著書「日本共産党」の宣伝目的で、本の内容を補強するものでしかないが、筆坂失脚の影にいるのは、吉川春子氏の可能性が高まった。

記事中によれば、脅迫FAXを送った人物二人が特定され、背後にベテラン参議院議員がおり、彼は筆坂罷免後もあら探しを続けていたと言う。

参議院議員で、ベテランと呼べるだけのキャリアを持つのは、当選四回の吉川春子氏しかいない。あとはみな当選一回、ないしは二回の議員である。

北朝鮮と共産党第四章「不破議長時代の罪と罰」は、不破元議長が一番気に障った部分であろう。党内で不破議長を「現代のマルクス」とヨイショする声があることを提示し、その反証として拉致問題の対処の失敗を挙げる。

そして失敗の原因を不破議長が意味のない「野党外交」に力を入れてきたことに求める。その結果、共産党が現在目標としている「民主連合政府」の樹立がますます遠ざかっているとする。

このあたりは少し解説が必要かも知れない。もともと日本共産党は、宮本議長時代に「自主独立路線」という、ソ連など他の共産主義国と自分たちは違うのだとする主張を行ってきた。北朝鮮とは1968年、日本共産党代表団が北朝鮮に訪問したときから関係は悪く、決して北朝鮮の味方としてふるまうことはなかった。 続きを読む

1.死者を偲び、だまって祈りを捧げること。本日、JR福知山線は、一年前の事故のあったヶ所で、全電車でこの放送を行ったらしい。

2.きょうのしんぶん赤旗の社説欄「主張」にみられない態度のこと。きょうのような内容は、昨日のうちにすませておくべきであった。

1.国連の国際組織犯罪防止条約に加入する目的で作られる、共謀段階での犯罪を処罰するために作られる法律。日本弁護士会や左翼関係者に、この法律制定に対して反対する意見が多い。

2.日本弁護士会、およぴ左翼が、国民をクルクルパーだと思っているため、ろくな説明をしないプロバガンダの対象。

対象犯罪が,死刑,無期又は長期4年以上の懲役又は禁錮に当たる重大な犯罪に限定されていたり、団体の不正権益の獲得・維持・拡大の目的で行うことを共謀した場合に限り処罰するという厳格な組織犯罪の要件があるのに、居酒屋で上司を殴ろうと息巻いていたら逮捕されるとか、ちょっと調べればわかるウソをつきまくっているのは、国民をバカにしているとしか思えない。

3.日本共産党が、現行法上でも、党内でやっている犯罪のこと。典型例が日本共産党規約第三条にある分派活動の禁止で、党中央委員会と違うことを言うと、それだけで罪になる。どのような捜査が行われるかは、「
査問」
」や「汚名―いわれなき罪で査問された元党員が、27年の沈黙を破って告発!」を参照。

共産党系の雑多な団体がつくる憲法改悪反対共同センター、緊急の代表者会議の記事

西川氏は、四月の世論調査で四人に一人が国民投票法案の内容を知らない現状にあるとし、「われわれがいかに早く国民に伝えるかが勝負」と強調。昨年 の世論調査と比べ、改憲を必要と考える人が二割も減っていることにふれ、「この間の地域、職場からの運動が確実に世論を変え始めている。ここに確信を持 ち、改憲勢力のいかなる策動にも微動だにしない世論を急速につくりあげよう」と訴えました。

で、新婦人の浦和支部は「平和のために命かけ隊(たい)」が宣伝、訪問しているらしい。

自分たちがどれほど命を軽んじているのか、言っても無駄だろうな……。「こつこつ訪ね隊」くらいならともかく、これだったらガソリン満載して動く火炎瓶と化したトラックで、自民党本部に突っ込むくらいしないと看板に偽りありですよん。

第二章は「革命政党の実像」と言うことで、地方組織の疲弊ぶり、秘書献金の謎、党勢拡大大運動などを挙げて、鉄の規律をもつとされる共産党の実態を描いていく。

このあたりは、しんぶん赤旗の「学習・党活動のページ」や、日本共産党のホームページを丁寧に追っていくと90%は誰でも分かることである。政党助成金を受け取れと言う意見が少なくないことも、民主集中制の機能不全の問題も、共産党員と多少付き合いのある人なら容易に想像がつく。

個人的に知らなかったのは、しんぶん赤旗の日刊紙が赤字だと言うことくらい。部数から見て普通に考えれば赤字になるが、配達に携わる党員が報酬を自主的に寄付しているのだから、黒字だとばっかり思っていたのだが……。

それと伊豆に幹部専用の別荘があるらしいのだが、これは以前から報道されている不破たんの別荘のことだろうか?でも、津久井町は伊豆とは言えない。不破も浜野も志位も、このあたりには全く反論していない、というか、できないのだろう(笑)。

第三章は
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千葉補欠選挙敗北を語る市田たんの談話

日本共産党の市田忠義書記局長は二十三日、同日投開票された衆院千葉7区補選の結果について、マスメディアの求めに応じて次の談話を発表しました。

今回の選挙で、わが党は徳増候補を先頭に「小泉政治にキッパリ対決し、格差社会をただし、平和と憲法を守りぬく『たしかな野党』日本共産党」への 支持を訴えてたたかいました。徳増候補にご支持いただいた有権者のみなさん、ご奮闘いただいたみなさんに心から感謝するものです。

格差社会をただし、平和な日本への道は「アメリカ・財界が中心」の政治から、「国民が主人公」の政治への改革によってこそできます。

わが党は、「弱肉強食」の政治で国民に痛みを押しつける小泉「改革」、憲法九条改悪を許さず、国民のくらし、平和を守るためひきつづき全力を尽くす決意です。

供託金没収された敗軍の将の語ることとは思えない……これだけを見たら、勝ったのかと勘違いしそうだ。

1.任意の事象にかかわる自分(第一者)と相手(第二者)とは違う、事象にかかわらない者を指す名詞。たとえば、当blogを第一者とすれば、日本共産党員や民青同盟員は第二者。どちらにもかかわりのない者は第三者となる。

2.日本共産党員や民青同盟員、およびプロ市民がよく演じようとする役柄。ただし、論理にクセがあるので、すぐばれることが多い。

衆議院千葉補欠選結果
                                                        得票数  得票率
 太田 和美     民主          87,046     45.9         
 斎藤  健     自民          86,091     45.4       
 徳増記代子     共産          14,274     7.5     
 宮岡進一郎     無             1,530     0.8      
 小林 崇徳     無                681     0.4     

元キャバクラ嬢・民主太田氏が競り勝った。この方、タイゾー氏を抜いて最年少議員にもなるそうだ。

共産党候補は、横浜市長選を下回る惨敗。供託金没収で終わったが、赤旗には「残念ながら届かなかった」くらいしか書かんのだろうなぁ……きのうのの赤旗の扱いも小さかったし。


九月に新潮に筆坂記事が出た時、即時反応したたけし先生、今回は新潮新書の筆坂秀世著「日本共産党」が出ているのに、ベストセラーになっているのに、なぜか沈黙を守っておられまつ。なぜでしょうか?

筆坂本によると、自分で質問作りができない国会議員が多いそうでつ。そのため。筆たんは数えれば10人を越える議員の質問作りを手伝ったそうでつ。「もう少し力をつけてほしかった」議員も少なくなかったそうでつ。

……まさか、ここで筆坂批判したら、筆たんが週刊誌か何かに「一番勉強して欲しかったのは宮本たけし君だった」と言わないかとビクビクしているなんてことはないですよね(^^)?

いえ、やっとHTMLリンクのしかた覚えてくれたと思ったら、メールマガジンのバックナンバーを担当するチームの方の仕事だったようで、いまだにHTMLリンクの方法も覚えていただけないものでつから……ついつい下衆の勘ぐりしてしまうんでつよ。

紀伊国屋書店・全店・新書売上10位に筆坂秀世「日本共産党」がランキングしている。期間は10日から16日なので、二日くらいしか陳列されていないはずなのに、この快挙である。

紀伊国屋のデータは、業界全体のリアルタイムの販売動向がわからない出版業界の売上推定に使われる。全国の動向と紀伊国屋の動向がよく一致するからだ。

現在五万部と聞くが、それどころでは済みそうもない。ベストセラー街道に乗ったとみて良さそうである。

追記
三省堂新書部門でも同期間16位、
旭屋書店総合ランキング29位
有隣堂16〜22日総合ランキング9位
ジュンク堂は欠品状態で「当該書籍は、一部マスコミ及び著名人の紹介により供給が極めて困難になっております。」とのことでランキング圏外。

第一章は、共産党とはどんな政党なのか、一般論として紹介する。私がこの本の内容にB評価をつけたのは、主にここのできが良くないからだ。どこが悪いのかと言えば、一つは、日本共産党の歴史に触れている部分が短すぎること。もう一つは、党外からどう見られていたのかの記述がないことだ。

共産党の歴史に触れるのであれば、「戦前から平和のためにたたかってきた」など、党の宣伝が正しかったのか検証する必要がある。また、共産党が党外からどう見られていたのかといったことにも言及する必要がある。序章で彼が言った「客観的に向き合う」とは、そういうことだ。

たとえば日本共産党の歴史について触れるなら、立花隆の「日本共産党研究」、あるいは公安側の資料なども踏まえた上で書くべきだ。また、六全協など、少なくとも要所となる時期については、国民が共産党についてどう思っていたのかくらいの記述がなければならない。 続きを読む

まず序章から序章は、彼の簡単な経歴紹介である。たくさんの頁が割かれているのは専従になるまでのこと。彼は貧農の出で、頭は良かったが親に負担をかける進学できなかった、当時よくあった学生生活を送っている。

若者特有の生きた証しが欲しいが、それが何かわからず荒れていた。それでも普通は入れなかった三和銀行に入った。高卒の就職は、先生の推薦によって決まると聞くが、それが事実なら、先生方ががんばって押すに足るだけの人望があったのだろう。

だが、彼は銀行員という仕事に魅力が持てないでいた。そんな時に社会変革に参加しないかと誘われて共産党に入党……自分の生きる場所が見つかったと単純に考えてしまうあたり、世間知らずで理想主義的だが、根性が据わった人物だと思った。

三和銀行での待遇改善のためのたたかいは、つらかったが、彼に素晴らしい経験をさせたらしい。退社時のエピソードはホントにうれしかったんだろうなと思う。ここで注意しておかなければならないことがある。彼が就職した昭和40年前後とは、労使環境を語る上で、どんな時代であったかだ。 続きを読む

日本共産党

一部で入手難が続く筆坂秀世「日本共産党」アマゾンのマーケットプレイスで定価以上の価格で売り出し中……まるでニンテンドーDSやがな。

たぶん、一週間もすれば増刷が出て手に入りやすくなるだろうと思うが、BK1なら今でもすぐ手に入るのに、なんだかなぁ……。

1.自分たちの決めた方針に忠実たろうとする、誇りや自尊心のこと。たとえば出版社のPHPが、どんなに売れるとわかっていてもエロ関係の出版は行わないなど、やせ我慢のような側面も意味していることが多い。

2.プロレスの有力勢力の一つ、PRIDEのこと。

3.筆坂秀世が離党までして回復して取り戻したかった矜持のこと。

3.日本共産党中央委員会および、そのシンパが党外批判に対処する時、かなぐり捨てることの多い平和主義の仮面のこと。

筆坂秀世の新刊「日本共産党」本日ゲット。ざっと一読した。
共産趣味者にとって、それほど目新しいことが書かれているわけではない。私のようなライトな共産趣味者でも、六から七割方は知っていることだった。ディーブな人なら党幹部会メンバーでしか知り得ない部分以外は、ほとんど既知のことではないだろうか。

共産党は隠したがっている内情なぞ、それくらい知れ渡っている。とはいえ、共産党=アカ程度の認識しかない人には興味深く読めるだろう。党員はどう読むかって?それは党員の方の書き込みに期待したい。

まず評価からいこう。三段階でA、さらに三段階評価を入れたらAマイナスといったところだろう。内容的には、党外読者のことをあまり考えていないからBだ。しかし、書き手の姿勢がよろしい。血を流して、自分の党生活を総括しているのがよくわかる。

共産党常任幹部会の連中は「ここまで落ちることができるのか」と言うが……趣味者だけでなく一般読者が、この本と党の反論を読み比べたらどう思うか想像力も働かないのかね?

ということで、明日からぼちぼち書評します。予定では今回入れて七回シリーズの予定。

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