米帝(べい・てい)
「アメリカ帝国主義」の省略形。「アメ帝」とも言う。戦後的反米闘争で市民権を得た左翼語。旧社会党の浅沼稲次郎書記長が北京を訪れたとき「アメリカ帝国主義は日中人民共同の敵」という共同コミュニケを発表して話題を撒いた。(同じ流儀で、アメリカ大使館を「アメ大〔あめ・たい〕」と略す。これは「米大」とはしない。メアメ大にデモかけるモとか使う。「アメ球〔あめ・だま〕」は「飴玉」ではなく、戦後進駐軍の放出品で売っていた「アメリカ製真空管」のこと。左翼用語よりも早く死語となった)。