1.日本共産党の、査問除名システムの概念を変えた元共産党員。それまでの査問除名システムは、党員にとって恐怖の的だった。それを、あまり有能とは言えない党幹部をからかう、笑いの的にできる可能性を示した点で画期的である。
2.民青大阪西成地域班の不正を追求し、除名された元共産党員。2002年の民青大阪府大会で民青上層部の不正を告発、改善を求めるビラをまいた。その時、髪を金色に染めていたので「金髪ピープル→キンピー」と呼ばれるようになる。
キンピーと民青の接点は、もともと民青のてこ入れのため、民青の府委員から加盟要請を受けたことから始まる。加盟先となる民青西成地域班に見学に行った際、幹部の独断専横をいさめたことから民青幹部の反発を買う。その後、民青の問題点を知り、改革のため民青および共産党と話し合いを持ってきたが全く相手にされなかった。そのため、民青の大阪府大会で改革を唱えるビラをまく。ビラのほとんどは、大会会場で民青幹部により回収されたが、ビラを回収した理由や、この問題に関しての説明を幹部がやらなかったことが、後にこの問題を大きくした。
その後もキンピー以外の何者かの手によってビラが民青幹部学校でまかれたりした。が、多くの人の目に触れるようになったのは、ビラまき事件から約半年後「にちゃんねる」で、ビラまき事件の詳細を知りたい民青同盟員の書き込みが始まってからである。党の恥部がネットに流れたことに、民青・共産党は激怒。党内の秘密漏えいその他の罪で、何の証拠も無いのにキンピーを除名処分とした。以来、共産趣味者の間でキンピーの名を知らぬ者は、モグリと言われるようになる。