日本共産党が、純真無垢な青少年を取り込み、将来の共産党を担う幹部の養成と、別動隊として利便を考えて作った青年組織。対立者からは、「民コロ」の蔑称で呼ばれることもある。
共産党とは別の組織で、共産党の導きは受けるが、同盟員の思想信条は自由という建前になっている。とはいえ同盟員には共産党員が多く、反戦などの美名に憧れてやってきた青少年を共産党員がシンパに育てようとする。しかし政治への関心よりも、友達作りなど出会いを求めて入ってくる者が多く、必ずしもその意図が成功しているわけではない。シンパに育てられた人は、共産党のやりかたに一切疑問を持たず、共産党党中央の言うことを忠実に再生するテープレコーダーと揶揄されることも多かったが、AV機器の移り変わりの影響で、近年はMDプレーヤー、最近はIPodと呼称が変わりつつある。
加盟資格は、15歳から25歳までとなっているが、実際にはもう少し高齢化が進んでいる模様。というのも、各地で新規加盟者が激減し、活動を担う地区委員会が崩壊しつつあるからである。
活動は、党方針の読み合わせと実践。学習会では共産党綱領を学んだり、戦争体験者の話を聞いたりしている。新しい同盟員になりそうな人への勧誘とレクレーション活動もある。
近年民青同盟の知名度を向上させ、同時に揺るがしているものに、キンピー事件がある。