朝日新聞記事え〜tanaka氏から、8/7の朝日新聞にある二人の論者の意見に意見せよとのお達しがあったので、やることにします。記事は、左の写真をクリックして、拡大して下さい。ぼやきおっちゃんもスキャン映像送ってくれてありがとうございました。
ということで書いてみる。

立花隆氏は、民主集中制をやめろと言う。後房雄氏は、野党共闘に転換せよと言う。いずれも正しい方向性だと思うが、おそらく、両氏の言うことを実現しただけでは無理だろうと思う。方針を変えても、同じ人間がやっているなら「しょせんは共産党」と思われるに過ぎないからだ。

このあたり、細川内閣後の公明党を例に出すと分かりやすいだろう。旧公明党は政界再編の中で「普通の政党」となるべく、旧公明党を解党してまでして新進党に合流したが、新進党解散とともに夢破れた旧公明党グループは、再び新公明党に戻った。

ぼくちんは、公明党が新進党に合流する時、他の政党からどれほど警戒されていたかを覚えている。「公明党は最後(に参加する体裁)でなければ困る」なんて公言する者もいた。集票力は認めるが、創価学会に党を引き回されたくないと多くの者が考えていたからだ。

そして今なお、公に口には出さないものの、公明と組むことに嫌悪感を持つ自民党議員も少なくないのが現実だ。

すなわち、日本共産党が、単なる民主集中制の放棄、あるいは野党共闘をする気になっても、これまでの人間と実績を踏襲した体質のままでは、しょせんは他党にとって「扱いに注意すべき数合わせの道具」以上の存在感を示すことはない。日本共産党は、だてに公明党と並ぶ「嫌いな政党」のトップを争っているわけではないのだ。

ではどうすればいいのか。もちろん、民主集中制の放棄も野党共闘もやるのが前提だが、その他に三つの大鉈を振るわなければならないだろう。

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