東京都議選後、マスメディアは志位委員長の「建設的野党」という言葉に飛びつき、共産党が路線転換したと評するのが普通となっている。

デスラー総統風のニュアンスで言えば
メディアの諸君、君たちはとんだ勘違いをしている

日本共産党の変化を見るには、日本共産党の言うことを自分の意見だといち早く表明し、党にこびを売るヒラメの観察が有効である。

そしてヒラメと言えば、日本共産党大阪府員会副委員長で、近畿比例三位の立候補予定者、宮本たけし先生!。先生は党から降りてくる文書をいち早く読み込み、自身のホームページでよく発表されます。

21日の志位委員長の発言と、24日の宮本たけし発言を比較してみましょう。

自民党と公明党、各々の思惑から「民主党との違い」を打ち出そうとしたつもりでしょうが、逆に「対米・安保問題」でも「消費税増税・財源」問題でも「自公政治と民主党には本質的な違いはない」ということをうきぼりにしただけに終わったようです。

以前同様、自民も民主も違いがないという、オール与党VS日本共産党思想から全く転換が見られません。たけし先生の言うことが変わっていないと言うことは、日本共産党の路線転換など全く事実に反し、自民党以上に大負けした都議選の敗北をごまかす方便でしかなかったことを証明しておりまつ。

日本共産党の本当の動きを知る先行指標として、そして党への忠犬ぶりが失笑を誘う宮本たけし先生ですが、今回の総選挙では共産党現議席枠の中で真っ先に落選する可能性が高いのが残念でつ。

たけし先生落選まで、あと35日。