1.心理学用語で、矛盾する二つの課題を抱えて身動き出来ない状態のこと。乳幼児期に受ける心的外傷(トラウマ)の原因の一つとされる。例えば、食事が上手に出来ない乳児期において、母親から「早く食べなさい」と言われ、そして早く食べようとすると当然こぼすなどの行為が伴うが、今度は「こぼさないようにしなさい」と言われる。行為の不可能性を咎められた乳児には心的外傷を伴い、母親をはじめとした外的世界への敵対・悪感情の理由となる。大人の場合は、会社から受けるダブルバインドにより鬱病になることが多い。
2.共産主義運動でよく見られる状態。一応、本来の共産主義運動というものは現実から出発するのだが、我々が知っている共産主義においては幹部の「かくあるべし」から出発し、その「かくあるべし」が強制されるので矛盾は全て現場(下部)に押し付けられる。現場(下部)は上から押し付けられる実現不能な目標と、現実に可能な状態との二重拘束により、欝病が多発している。
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2.共産主義運動でよく見られる状態。一応、本来の共産主義運動というものは現実から出発するのだが、我々が知っている共産主義においては幹部の「かくあるべし」から出発し、その「かくあるべし」が強制されるので矛盾は全て現場(下部)に押し付けられる。現場(下部)は上から押し付けられる実現不能な目標と、現実に可能な状態との二重拘束により、欝病が多発している。
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