こちらに書かれたコメント
暴虐な政府があればこれを武力で打倒してもよいという考え方は、決して共産主義の専売物ではなく、現在でも国際的に通用している極めて常識的なものの考え方です。 

たとえば米国の銃所持は合衆国憲法で保障された抵抗権の思想を根拠としています。 

国民が武装して、絶えず武力革命のプレッシャーを政府に与え続けることにより、暴政を抑止することが可能になるという思想が底に流れているのです。

政治と権力のリアリティを直視する人々は、「武力=悪」「非武装=平和=善」という単純な善悪二元思考を取ることはありません。 

八代にせよ、田村にせよ、武力革命を悪と決めつけ、そこで思考停止してしまい、他人の顔に泥を塗ることで満足しているのは、自治能力を喪失した日本人の知的退廃を代表しているようで、なんとも残念でなりません

テロだって警察や正規軍相手に対抗できない弱者の手段なわけで・・・ウイグルなど中国で弾圧されている人たちが中国共産党を揺さぶるためにテロに走ったとして、これを暴力反対と断罪する度胸はもぼくちんにはないのよね・・・。
 
テロリズムの歴史 (「知の再発見」双書161)
フランソワ=ベルナール・ユイグ
創元社
2013-09-19