ジャーナリストの田原総一朗氏は、「天才マルクス兄弟」とのやり取りを思い返す。
中略
実は、共産党も幹部の言うことに反論はできず、厳密に言えば、言論の自由はない。そこで、80年代に上田氏に「あなたが共産党を離党したら、私はあなたを全面的に応援するのだが」と本気で言った。すると上田氏は、「それはありがたいが、共産党だとナンバー2だが、離党するとただの一人になってしまうからね」と、極めて苦しそうに言った。そういう、言ったら損になる本音を言うところを私は信頼しているのである。

1人になっても我征かんとならないのは、しょせんは党官僚なんじゃない?とウェーバーなら言いそう。 

 また、不破氏に「あなたが、この国は本気で認められるという共産主義の国はどこか」と問うと、「残念ながら現在はない」と答え、「では、あなたの主張は空理空論ではないか」と突っ込むと、「だから何とかして構築しなければならない」と苦しそうに述べた。不破氏もまったく駆け引きをしない人物なのである。 

このころ、21世紀の早い時期に共産党は連合政権を作ると公式には言ってませんでしたっけ?
そうだったら、国民に嘘ついていたってことですね。