８中総始まる

党綱領改定案の報告では、中国に対する踏み込んだ批判を行いました。核兵器禁止条約への妨害者となっていること、東シナ海・南シナ海での覇権主義的行動、香港やウイグルでの人権抑圧などを指摘、「社会主義をめざす国」とみなす根拠はもはやなくなったと表明しました。https://t.co/dyGop6j6nN

— 志位和夫 (@shiikazuo) November 4, 2019

山下副委員長の大会第二決議案-党建設を聞いて、高齢化が押し寄せる赤裸々な状況を聞いて、暗澹たる思いになった。私の赤旗購読等の公然化を妨げる要因が無くなった今、できる所から始めたい。
第8回中央委員総会生中継。
第28回党大会第二決議案の提案。#8中総 #日本共産党 https://t.co/ODBZnbO6fp

— 椿五〇郎　エミシの地在住のJCPサポーター (@onkloma) November 4, 2019

８中総。

あと３年で、党ができて100年てヤバくないですか？

参加のみなさん。生きとるかな…とつぶやく人、数人。#日本共産党 #JCPサポーター

— かとうあい🐽🌈 (@kuroporkchan) November 4, 2019

ということで、明日からと思ってましたが今日からだったんですね、すみません。
今回の報告の特徴はは志位たん、小池たんだけでなく、党建設担当として山下よしきたんまで出してきたこと。
中国共産党批判とかトピックはあるけども、今日は最後の党建設担当山下芳生たんのを・・・


で、三年後に野党連合政権も、党大会までに前回党大会水準の党員や赤旗拡大は絶望的なわけですが、新聞社ですらもう新聞収益に頼れないと不動産事業に収益の軸を移している情勢下、引き続き紙の赤旗に依存した財政活動を行うことを確認しているのにまず驚きました。後述しますが、配達集金活動もけっこう危機的なのですが。。。もう赤旗と一緒に心中するつもりのようです。

あと芳生タンの話で気になったのはハラスメントの根絶や配達集金活動に参加する党員を増やす（現状４割参加）とか支部委員会を作るとかして１人に過重な負担がかかっているのを軽減しようと提起しているのと、給与・待遇を良くして若い人が専従になりたいと言えるようにしようとするところ。

いよいよ、規模的に社民党化が見えてきました・・・。 

Comments

[1. KM生]

中国を批判している点は評価できる。

[2. Mr.k]

党建設は無理や、いままでと変わり映えしないな。
共産党の支部会議はおもろないで〜。報告やらなにやら読み合わせして、党員と赤旗の拡大の話して、なにがおもろいねん。
ネットの時代になって騙しはできん。党財政の内容聞いても教えてもらったこともない。閉鎖的で、党員を信用してないねん。

[3. たっくん@管理人様]

昨日の朝9時頃に、私はたまたま偶然に、我が共産党員バリ活支部長の母(83才老婆)に電話をしてしまったんですよー
そしたら『これから共産党事務所に8中総の視聴に出かけるから、長話はやめてよ』と言われてまい……

私の自宅近辺にいちょう並木があり、季節柄、ま、においますが『銀杏の実』が大量に手にGETできる穴場があるのを発見したので、うちのオカンの分も収穫してこようかなと思い電話したんですけどね。

で、大漁収穫の銀杏の実の下処理をしつつ、スマホのYouTubeアプリにて、家事のバックグランドミュージック的に、8中総の視聴しちゃいましたー

いやはや、なんとも便利な時代になったもんですね！！
あの、お堅い共産党が『ながら族』も容認してくれるなんて……(´・∀・｀ )ｱﾗﾏｧ

ところが、山下よしき先生曰くの『高齢党員は共産党活動の宝物』発言が、私の笑いのツボに入ってしまって、もうたいへんでした(((*´艸`))･ﾟﾌﾟﾌﾟﾌﾟ…

銀杏の実の外皮の激臭刺激で、かぶれて顔面が腫れあがるという思い出ができてしまった今回の8中総……
たぶん一生涯忘れることができなくなりそうです。

かゆいよー
(>_<)

素肌をボリボリと、かきまくっている深夜たっくんでした とさ(ﾉ∀｀笑)

[4. 白髭]

おはようございます。まだアムネスティのオンライン・アクション（ウイグル）も継続中です。
■オンラインアクション署名
１００万人のウイグル人やカザフ人を救って
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/uighur_20180811.html
こちらもよろしくお願いします。

[5. KF]

綱領改定案で、中国への期待を削除したのはいいけれど、そもそも現綱領の「社会主義を目指す新しい探求」が具体的に何を意味していたのか（そもそも「社会主義」とは何か）を明らかにする中で、現綱領の規定が誤りであったと、率直に認める総括をすべきです。

こんな誤りを現綱領に規定してしまったのは、「社会主義」というものが、マルクス・エンゲルスの唱えた「歴史の法則」の必然として未来に存在するはずだという妄想に捉われていたからだ、ということに気付くべきです。

しかし、新綱領案は、「21世紀の世界における社会主義的変革の展望も、マルクス・エンゲルスが描いた世界史の発展の法則的展望のなかに見出すことが重要」と、相変わらずこの19世紀ドイツの哲学者の理論に頼り、妄想の世界に浸り続けるつもりのようです。

マルクス・エンゲルスは、未来社会にまで敷衍できるような「世界史の発展の法則」など、発見していません。過去の歴史を振り返り、「新しく発展してきた生産様式にとって従来の体制が桎梏となった時に、体制は変革される」という経験則を指摘しただけです。この経験則を未来に延長した先に社会主義が存在する、などということは、何一つ論証していないのです。ヘーゲル哲学を改変した「唯物弁証法」なる似非科学理論に自ら嵌まり込み、論証できたと錯覚しただけです。

しかも、その内容は「未来社会を頭であれこれ考える必要はない。現実の中に変革の原動力となる『矛盾』を発見すればいいだけだ」という怠慢なもので、その「矛盾」を特定する無意味な議論を引き起こし、スターリンに「矛盾」をでっち上げる足場を提供しました。

挙句、二人が達した結論は、資本主義の「社会よって規定された意識」を人類から消し去り、「共産主義的自覚」を備えた労働者を大量に純粋培養する必要があるという、一種の人間改造論であり、スターリンらの思想統制に格好の論拠を提供したのです。

[6. 太宰ファン＠地獄の釜の蓋が開いた]

中国が「社会主義であったこともないし、目指しているとも言えない」ってことは、ソ連・東欧も中国も北朝鮮もベトナムも「主観的に（自分らで）」社会主義革命権力と唱えただけ、客観的な事実は違うってことだ。「世界が資本主義から社会主義への移行の時代に入った」という認識は完全に誤りだったってことだな。これは正しい。

中国などが「社会主義でもないし、目指してもいない」なら、単なる「一党独裁の危険な帝国主義国・軍国主義国」だ。一党独裁国は、国内の世論のブレーキが利かないから、実に危険。リアルにその認識に立つなら、「安保即廃棄・自衛隊廃止」という日本共産党の根幹の政策も変えねばならないぞ。アジアに危機はない（志位）などと世迷言は言えなくなる。少なくとも日本とアジアの安全保障のために、安保をやめるなら自衛隊または独自軍の「強化」が必要。日本共産党の綱領の根幹がおかしいってことになる。

もっと根本的に考えると、日本共産党は「主観的な社会主義ゴッコの野蛮な輩」を師と仰いで創設され、その手法・理論・組織原則（民主集中制など秘密結社的軍隊組織のそれ）を、社会主義運動の経験に学ぶとして採用してきた。その全面的な見直しも必要になる。

また、そもそも、「世界が資本主義から社会主義への移行の時代に入った」とは言えないのならば、今の時代の日本に「民主集中制の軍隊組織の共産党」など、必要ないではないか！という議論に行きつく。もっと自由に、いろんな知恵を出してあって、社会進歩を考える集団でいいじゃないか。赤旗を無理やり増やそうとしたり、「党の無謬神話」をことさらに強調してカルトな振る舞いに全党挙げて狂奔するような基地外集団など、不要だぞ。

ま、そのように歴史は動いていくだろうな。

[7. をぢしゃむ]

中共を　否定したとて　オマエモナー

せやろがい！

[8. KF@6.]

＞ま、そのように歴史は動いていくだろうな

野蛮な国家から、理性が支配する自由な精神を持つ国家へと、歴史は精神の弁証法的発展として動いていく。ヘーゲルの歴史哲学の通りですね。

[9. KM生@志位君に告ぐ]

綱領改定大いに結構。しかし、最低限以下の説明責任は果してね。
１）原子力の平和利用
「安全性軽視、軍事利用への転換を目論んだ米日独占資本から民主連合政府に代れば、全面的に開花する」といふのは、嘘だったの？
「原理的原発絶対反対論者」の広瀬隆氏や、「核兵器転用可能性のあるエネルギー開発絶対反対論者」の（旧社民系）森滝市郎氏らは、「反科学主義」ではなかったの？彼等と今後「原発絶対反対」で共闘する気はあるの？
２）国産エネルギー利用
「炭鉱閉山反対、国産エネルギー自給率向上」政策は、（地球温暖化に寄与する化石燃料利用だから）誤りだったの？果して「自然エネルギー利用推進」で、エネルギー自給率は高まるの？
３）ジェンダーフリー
「同性愛は資本主義的退廃」じゃなかったの？何故容認に転換したの？

[10. KM生@志位君に告ぐ（その２）]

中国批判は大いに結構。
しかしだったら、（今回ご指摘の香港問題だけではなく）
１）チベット、ウィグル等「少数民族弾圧」はどう捉えるの？
２）「台湾海峡への脅かし」はどう捉えるの？「台湾は中国の一部」といふ従来政策からすれば、「中国の台湾海峡進出は自衛措置」ではないの？
３）香港・チベット・ウィグル・台湾問題の裏で「米帝が尾を引いている」のは明らかだ。然るに現在進行中のこれらの問題は、「国際反動勢力の後押しによる反革命」と捉えるのか、それとも「民衆蜂起」と捉えるのか？
因みに日共は、「1956年ハンガリア動乱」を、勃発当初は「国際帝国主義による反革命が主要側面」と規定したが、漸く26年後の（1968年チェコ問題や1980年ポーランド問題を経て）1982年「日本共産党の60年」で、「民衆蜂起」と規定した前科がある。

[11. 太宰ファン＠レーニンはいいのか？]

綱領改定案、ロシア革命は社会主義革命で、レーニンは社会主義を目指す積極的施策を行ったと肯定的な記述のままだ。

これはおかしい。資本主義（機械制大工業）すら本格的にできていない帝政ロシアで、社会主義を目指すことが間違いだったんだ。権力を握ったレーニンらが、残酷な暴力（反対派、富農の大量処刑）で強固な絶対権力を構築し、社会主義を目指したことが誤りの発端。民主主義政権のままであるべきだったのだ。

そこには、経済的土台のうちの「生産力」は無視して、「生産関係」だけを強権的に作り替えれば社会主義になるとのデマ（スターリン理論）があり、いつのまにか国際標準となり、中国、北朝鮮、カンボジア等々もそれにならったのだ。すべての社会主義と称する国の惨状は、資本主義（機械制大工業）も出来ていない国でも強権政治で生産関係を作り替えれば社会主義ができると信じ込み、ガチの独裁政治のまま、独裁を継続することだけが自己目的化しているわけだ。

綱領改定は中途半端。レーニン路線が正しいんなら、中国、北朝鮮はどこから間違えたんだって話になる。はじめっから間違いだったというべきだ。でも、言えない。なぜなら、日本共産党も中国、北朝鮮の同類ってことがばれるからな。

[12. 太宰ファン＠追記]

19-20世紀には、どのような国でも、機械制大工業を起こすための資本の本源的蓄積の過程（なんらかの強固な搾取の実行）が必要で（そうしないと植民地になる、戦争に負ける）、資本主義の遅れた国々では、しばしば独裁政権ができてその任務（生産力の飛躍的増強）をやり遂げ、やがて普通の発達した資本主義国にテイクオフする。日本の戦前や韓国の戦前の日帝支配とその後の軍事政権などが典型だ。

その観点で見ると、ソ連も中国も、その任務を果たすための開発独裁政権と言える。国民の一定の支持あったのは、目に見えて経済成長があったからだ。で、ソ連が崩壊したように、中国も、普通の民主主義の資本主義政府になるのが社会発展の法則だ。（大西広、松尾匡氏らの本参照）

しかし、社会主義政権は、独裁の理由づけに、永遠の真理と称するマルクス・エンゲルスの理論を用いたがために、「独裁をやめて民主主義国にテイクオフすることが困難」なわけだ。「共産党独裁をやめることが社会進歩なのだ」という理屈が理解されない。これが重要なことで、日本共産党自身も、その理屈を理解していない。理解したくないんだろうな。この点が、今後すごく大事になると思う。

[13. KF@太宰ファン様]

＞資本主義（機械制大工業）すら本格的にできていない帝政ロシアで、社会主義を目指すことが間違いだったんだ

志位委員長は、8中総の綱領案の報告では「21世紀の世界における社会主義的変革の展望も、マルクス・エンゲルスが描いた世界史の発展の法則的展望のなかに見出すことが重要」と述べ、結語では「発達した資本主義国で社会主義・共産主義の道を開くという人類未踏の取組みに腹をくくって挑戦しよう」と言っています。

つまり、志位さんは、発達した資本主義国である今の日本にこそマルクス・エンゲルスの理論を実践する条件があるのだ、と、やる気満々で「大志とロマン」に胸を膨らませているみたいですけれど、太宰ファンさんは、これは正しいとお考えなのですか？

[14. 太宰ファン@KM生様]

どうも。マルクス、エンゲルスの本来の展望では、発達した資本主義国で社会主義に行くのが本当でしょう。しかし、その後の資本主義の展開で明らかになったのは、(1)グローバリゼーションで世界中に資本主義がいきわたった後でないと、社会主義、共産主義は無理ではないか、(2)マルクスやエンゲルスの社会主義の作り方の話（プロ独の話）は、あくまで当時の空想であって、他の精緻な理論（資本主義分析や史的唯物論の原則的な話）と区別すべき。

とすると、いくら口で社会主義、共産主義を目指すといっても何をしたらいいのか、理論はない。逆説的には、一生懸命、資本主義を発展させるのがいい、ってことになる。要するに、社会主義、共産主義を目指すと唱える勢力は不要。今現在の、困っている人を少しでも救う政策を考える勢力だけでいい、ってこと。少なくとも、今の共産党員や赤旗を増やしても、社会進歩とは全く関係がないと思います。

[15. 太宰ファン＠補足]

補足ですが、社会主義の未来を信じる人をいくら増やしても、社会主義はできないってこと。

それこそ、宗教的社会主義（北朝鮮並み）になる。不破哲の最近の本とか志位の言ってることは、結局、そういう宗教普及のレベルの話で、マジに意味がない。逆に危険。スターリンらのやり方も結局それ（洗脳で従う人を増やす、いつまでも洗脳を続ける）。

経済的土台（生産力の発達）となによりグローバリゼーションの展開など、それこそ、世界的な様子を見ないと、そもそも考えられない。

大事なことは、今の反緊縮の運動みたいに、現実の今の課題を解決することに集中すべき。で、「そのこと（たとえば今の反緊縮の運動）と、社会主義・共産主義とは、関係ない」と思う（これ大事）。資本主義の経営、社会運営の問題。

[16. 太宰ファン＠骨の髄までスターリン流]

スターリン流の社会主義は、国家権力を握り、強固な支配により、「生産関係」を作り替えれば社会主義になるというもので（「生産力」や国民の成熟とは関係なく）、そのために国民を強度に洗脳し、いつまでも洗脳し続ける。中国も北朝鮮もそうだ。民主集中制の軍隊組織の共産党もそれを進める支柱となる。そういうのは、封建制や反奴隷制の社会を作り替える手段（開発独裁、日本の明治国家など）として有効だが、やがて資本主義国に発展するもの。だから、スターリン流社会主義（洗脳社会主義）は偽物なのだ。

しかし、日本共産党は、本質的にスターリン流なのだ。骨の髄まで。綱領は、多数の国民に支持を広げて（洗脳を広げて）、国家権力を取り、社会改造を進めるというもの。すべての活動（機関紙拡大、選挙、党員拡大＝洗脳の拡大）が権力奪取を目指すもの。民主集中制の軍隊組織であることも同じだ。スターリン流の社会主義が偽物である以上、日本共産党の目指す社会主義も偽物だな。

そもそも、発達した資本主義国で本当の社会主義を目指すというならば、党勢拡大などやめるべき。宗教団体としての意味しかないぞ。