日本共産党政権奪取の条件
適菜収×清水忠史
ベストセラーズ
2019-07-08


一週間ほどすると店頭に並び出すと思われる本だけど、タイトルと内容に多分偽りがあるんじゃないかと思う。だって目次が以下(一番下にコピー)のような感じなので、政権奪取の条件がどこに書いてあるのか分からない。本気で政権奪取の条件について書いて行くなら、たとえばですよ

第三章 自民党の腐敗に国民が本当に怒る時
 1.過去の首長選挙で共産党が勝利した時の与党はどんな状態だったか
 2.地域に「迷惑施設」を押し付けられた場合
 3.ダメな自民党議員はこんなところでボロを出す
第四章 革命の臨界点は、こんな時にやってくる
 1.雨傘革命
 2.アラブの春
 3.・・・・

とか、そういう目次になってるはずなんですよね。
ま、適菜さんの対談企画に清水が乗ったと言うか、共産党が現職国会議員を出さずに、企画進行当時、浪人中だった清水を出してきたというのが実際なのだろう。

でホントの目次はこんな感じ
目次

まえがき 保守主義者・適菜 収

第一章 カジノ・万博、アホちゃうか
この対談、「誰得」なのか?
日本共産党の諜報能力
結びついた不快感
維新の会の万博利権
パチンコは負けても三一万二〇〇〇円
特定資金貸付業務
大阪から教育が崩壊する

第二章 維新と吉本興業が大阪をダメにした?
松竹は吉本の二軍
日本共産党に入った理由
日本共産党と自民党の共闘
マック赤坂と出直し市長選挙
橋下の原動力
アホとは戦え!
オカルト工作員を育成するメディア
「都構想」住民投票事件の本質

第三章 日本共産党はなにをやろうとしているのか
日本共産党は本当に必要なのか?
暴力革命について
イデオロギーについて
党名について
民意と独裁
普遍的人権について
ユーモアと絶望
「正しい社会」という妄想
進歩史観
選挙制度について

第四章 自衛隊と日米安保
改憲について
自衛隊をどうするのか?
アメリカにどう向き合うのか
主権という概念
日米安保は必要か?
軍隊はなくなる?

第五章 日本を滅ぼした安倍政権
皇室について
少子化担当大臣は誰がいい?
拉致被害者の家族会は安倍被害者の会
これからがモリカケ事件の本番
構造改革とトリクルダウン
歴史認識について
尊敬する政治家
政権の背後の人脈

第六章 閉塞感を乗り越えるために
歴史を見るスパン
「ワクワク」という勢力
ニヒリズムをどう乗り越えるのか
なぜ生きるのか
共産党の愛国心
独立心について

あとがき 共産主義者・清水忠史