まぁ、経緯を見ていたので読まなくても何書いてあるのか分かるけども、一応紹介と言うことでw

それにしても、チャウチェスクとは、古いの蒸し返されましたね。

その昔、日本共産党は野党外交ならぬ「自主独立路線」という外交を行っていた。簡単に言うとソ連や中国の言う通りに動いたりはしないぞということで、ミヤケンが過去のソ連共産党や中国共産党の言うことに従ったらろくでもないことになったと言う反省から来ている。

まぁ、ミヤケンも独裁体質だから、おれのやることに文句をつける奴は嫌いだと思ってただけかも知れないがw

だから相手がソ連だろうが中国だろうが、自分たちが気に入らんと思えばバンバン批判していたわけだ。そんな態度をルーマニア共産党も採っていたから、ミヤケンはルーマニアに共感していたんだね。
独裁体質も一緒だしw

しかしチャウチェスクの評判が悪くなると(それまではチャウチェスクは西側からも評価されていた)手のひら返すわけだが、そうした経緯は、近年のベネズエラの扱いそっくりだ。

こういうのは進歩ないなと思うけど、ある種仕方がないことがある。

実はぼくちん数年前に、某機関に呼ばれてアメリカに行ったのだけど、ぶっちゃけ思いましたもん。日本のマスコミは一体どこを見ているのかと・・・メディアの報道バイアスとかそういうのではなく、見ている視線がマスコミとぼくちんがまるで違っていて、同じものを同じように見ているのに見方が全く違うことを思い知らされたのだ。(そんな時にも更新していたぼくちん、ほめてねw)

おそらく日本共産党も、そんなマスコミ視点のワナに嵌まったと言うか、実際にその地で暮してみたり、長期間滞在している者がいたら、たぶんこういう陥穽には陥らなかったような気もするのね。だってチャウチェスクで懲りたわけだから。

しかし、懲りなかったのが不破哲三だ。宮本顕治以上に歴史的に評価されたいみたいな欲望があって、野党外交だとか言い出して外遊していい気になって、マスコミ報道だけ見て、行ってもいないベネズエラを絶賛して恥をかいた。

不破がマトモだったら、共産党もここまで笑われることにはならなかったろうな。

月刊Hanada5月号
花田紀凱責任編集
飛鳥新社
2019-03-26