日本青年出版社発行、編さんは日本民主青年同盟中央委員会出版事業部。この頃の民青は筆坂秀世たんが入った頃で20万人ほどいた時代だったから、出版部までもってたんだね。

で、なんでこんな古い本を出してきたかというと、1927年の共青(民青の前身)が、どれほどの規模であったか、歴史を語る箇所で、さらっと出てきているからだ。

その数、なんと1万人である。
非合法時代で、1923年には亀戸事件が発生し、初代共青委員長川合義虎をはじめ10人が虐殺された。1923年の共青の組織人数は分からない(特高に資料没収されたか何かで党にも資料がないのでわからない)が、それから数を増やして27年には1万人になったと書いてある。 

捕まれば弾圧されるのは確実で、下手すりゃ生きて警察署から出てこれないかも知れない状況下、こんだけ同盟員を増やしたのは驚異というほかない。 まさに命がけの青年活動家がこんなにもいたのである。どれだけ共産党が優秀な青年にとって魅力的な存在だったのか・・・。

公式には、日本に共産党はないとされていた時代、労働運動など熱心にやっていて、ある日「キミ、日本に共産党があると思うか?」と聞いてくる謎の人物に、彼らはどれほど心を躍らせてきただろうか。


 今の民青では、全く想像も付かない世界であろう。