しんぶん赤旗

太平洋戦争中、沖縄県から本土への疎開船「対馬丸」が米潜水艦に撃沈され、児童や一般の疎開者1484人(氏名判別者数)が亡くなった事件から74年がたった22日、那覇市の「小桜の塔」で「対馬丸慰霊祭」が開かれ、約400人が参加しました。非戦の誓いや、戦争につながる新基地建設への反対の思いが語られました。

 対馬丸記念会の高良政勝理事長は「戦争の愚かさ、無意味さをしみじみと感じる。報復の連鎖を断ち切ることが、私たちの使命だ」と語りました。

 城間幹子那覇市長は弔辞で「私たちには対馬丸と沖縄戦の悲劇を幾世代に継承していく義務と、二度と戦争を起こさない堅い決意で未来を築く責任がある」と述べました。 

疎開船が撃沈された悲劇の慰霊祭だが、疎開船が撃沈されることになったのは、護衛に付けられる船が不足していたことが背景にある。輸送船3隻に駆逐艦1隻、砲艦1隻しかつけられなかった。駆逐艦も対潜索敵能力は不足していたが、それでも3隻4隻付けられていたら、撃沈したボーフィンも簡単には近づけなかったろうし、対馬丸が撃沈されたとしても、無傷で離脱できたかどうか・・・その後、ボーフィンは戦後まで生き残って、今ではアリゾナで歴史的健造物として展示されている。

海上護衛戦 (角川文庫)
大井 篤
KADOKAWA/角川書店
2014-05-24


日本海軍の護衛軽視の思想は何も対馬丸だけでなく、太平洋戦争中いつもそうだったわけだけども、同じようなことを今もやっている組織に、日本共産党がある。

今この党は、特別月間と言う党勢拡大運動をしているが、これまで何十年と目標を達成したことがないのに、同じことをくり返しているだけである。自衛隊は対潜能力不足を痛感し、いまや総合力で世界最強とも言われる潜水艦部隊を持ち、対潜戦闘力も身に付けた。

中国では今空母を造っているが、日本の潜水艦部隊をなんとかしないと東シナ海には入れないだろう。日本はちゃんと反省を生かしているのだ。

しかるに日本共産党はどうか?戦前に天皇制打倒をよびかけて失敗しても懲りずに戦後もやり続け、最近は皇室に近づこうとしているが、過去にほうかむりしているからいまいち信用されない。その上最大の収益源の赤旗がドンドン部数を減らして配達のことを考えると電子化を早急に進めなければならないのに、最近になってやっと電子版を出したが、民間では当たり前のようにやってる販売促進ひとつやらない。

現場の党員は、もはやインパールの日本軍みたいなもの。これまで無理に無理を重ねているから笛吹けど躍らず、党勢拡大運動していても下手すりゃ減紙だ。党員の高齢化は。もはや十年後生きている党員は何人いるのかと思える危機的水準だし、もう後がない。

せめて党員にちゃんとした武器と装備を与えないと、20年後にはもう「かつてあった政党」になるのはほぼ間違いないね。