朝日新聞

戦前の治安維持法事件の刑事裁判資料が見つかり、愛知県立大名誉教授の倉橋正直さん(75)=中国近現代史=が8月の公開を準備中だ。思想を取り締まった同法は、昨年施行された「共謀罪」法との類似性が識者らから指摘されている。倉橋さんは「実物を見て、考える機会にしてほしい」と話す。

 見つかった資料は「日本共産党事件 予審決定書」(1930年)と「日本共産党事件公判 速記録」(31年)の2種類。戦後に共産党書記長を務めた徳田球一氏ら党幹部ら37人に対する裁判資料とみられる。

 倉橋さんの知人が古書店で見つけた。一部資料は60年代に復刻出版されているが、裁判当時の手書きガリ版印刷の資料は珍しいという。 

 徳田球一が捕まってるから3.15事件のものとみられるが、こんな大事件の資料で、まだ非公開(というか、出版時に見つからなかった?)のものがあったのかと驚きを禁じ得ない。

内容的には驚くような新事実は出そうにもないが・・・。