しんぶん赤旗
 歴史的な南北首脳会談で合意された「板門店宣言」は、朝鮮戦争の年内終戦を明記しました。1953年7月に国連軍(米軍)、中国、北朝鮮の間で交わされた休戦協定が平和協定に移行すれば、朝鮮半島のみならず、北東アジアの安全保障環境は激変します。朝鮮戦争を通じて形作られた日米安保体制をはじめ、日本の外交・安全保障政策は根本的な見直しを求められることになります。
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事実上50年以上前に終わった戦争が書類上終結すると言うだけのことを環境が激変するとまで言うのは初めて見ましたわw

安倍政権は、北朝鮮脅威論を最大限に利用して政権の浮揚や大軍拡、さらに9条改憲の口実にしてきましたが、このような手法は今後、もはや許されなくなります。

 日本政府は、「軍事対軍事」の単純な発想から脱却し、朝鮮半島の非核化と北東アジアの平和構築、そして日朝国交正常化や拉致問題の解決といった諸懸案を解決するため、新たな外交戦略の構築が求められます。そうしなければ、日本は朝鮮半島情勢の進展から完全に置き去りにされてしまいます。

 在沖縄米海兵隊の存在理由も問われることになります。日本への海兵隊配備は、53年7月23日、米NSCが決定しましたが、その理由は、朝鮮戦争の休戦協定が「危険ないたずらになるかもしれない」、つまり休戦協定の崩壊に備えてのものでした。朝鮮戦争が終結すれば、当初の配備理由がなくなってしまいます。

 安倍政権は沖縄県民の民意を無視して、名護市辺野古で海兵隊の新基地建設を強行していますが、工事はただちに中止し、沖縄からの海兵隊撤退にかじを切るべきです


南北首脳会談をやっただけで、外交の成果なんかまだ一つも出ていない。北朝鮮はミサイルも核兵器も廃棄するとは言っていないし、中国やロシアにはミサイルの核兵器もどっさりある。にもかわらずこんな論が張れるなんて・・・・CwdsrIDUoAE8G7s