NEWSポストセブン
2年前の記事だが、どういうわけか見逃していた!
呉智英たんが、学生の関心が高まりつつある共産主義(ホントかw?)の「共産主義の魅力も弱点もわかる概説書」について言っている。おすすめは反共主義者の書いた本!
でも、概説書って……。日本共産党の出している共産主義入門のたぐいか。真逆!(「まさか」と正しく読んでね)。そんなもの読んだって無知の地獄へ真逆様だ(「まっさかさま」と正しく読んでね)。
という問題意識からのセレクション、

共産主義批判の常識 (中公クラシックス)
小泉 信三
中央公論新社
2017-08-08





私は1960年頃、中学生の時、父の本棚にこれを見つけて読んだ。そして、これを共産主義の入門書だと誤読した。『共産主義・批判の常識』だとしか思えなかったのだ。つまり、共産主義は社会批判の常識である、という本だと、愚かな中坊は思った。共産主義の弱点も指摘してあるけれど、なぜ共産主義が多くの人を魅了するのかについても詳論してある。後に再読してみると、序文にこうあった。

「これを読んでますます共産主義の確信を堅めたというものがあっても、それもやむを得ない」。



猪木の主著『共産主義の系譜』を読んだのは、その二十年ほど後のことである。既にソ連・東欧の共産主義は崩壊していた。しかし、逆にこの本によって共産主義の軌跡が的確な見取図のように把握できた。十九世紀中葉のドイツの政治状況・思想状況から始まり、二十世紀初めのロシヤにおける共産主義の伸長が見事に分析されている。カウツキーがなぜ駄目だったか、トロツキーがどう脆弱だったか批判する視点など、日ソ両共産党のカウツキー批判、トロツキー批判よりむしろ鋭利なほどである。


付け加えるなら、これも読むべきだな。
指導という名の欲望
氷川渉
新々社
2013-07-30