しんぶん赤旗
小林多喜二祭で小池晃が話をしました。

多喜二没後85年の今は、当時と何が違うか―。小池氏は二つの点を強調しました。

 一つは、多喜二の時代は非合法政党だった日本共産党が公然と活動し、2700人を超える地方議員、衆参合わせて27の国会議席を持つ政治勢力となっていることです。日本軍国主義の敗北と日本国憲法の制定、その後の民主主義発展の努力を受け、そうした公然たる思想弾圧は過去のものとなりました。

10年ほど前は地方議員は4000人以上だったのに減りましたね・・・。国会議員はいわずもがなw
 

 もう一つは、多喜二が呼びかけたような民主主義的勢力の統一戦線、すなわち平和・民主主義・立憲主義を守り、安倍政権の戦争国家づくりに反対する「市民と野党の共闘」が実現しつつあることです。「オール沖縄」の共同の実現や、安保法制=戦争法に反対する空前の市民の運動を受け、新しい共闘がつくられ発展しています。

ほぉ・・・統一戦線なんて言葉は久しぶりに聞きましたが、 一応党の立場について再確認しておきましょう。

 

「統一戦線」とは、社会の改革など一定の政治的な目的のための、思想・信条を超えた国民各層の協力・共同を指す言葉です。そうした協力・共同をすすめるために諸団体や個人が集まった、連絡・調整の機関も統一戦線と呼ばれます。

 日本共産党は、社会変革のあらゆる段階を、国民多数の支持と合意に基づいてすすめる立場に立っており、統一戦線を重視する立場は党の綱領路線の重要な一環です。 

この前の総選挙では400万人足らずの人にしか支持されず、自ら仕掛けた野党共闘ももはや崩壊寸前。こうした現状認識にたてば、もうすぐ結党100年になろうと言うのに国民多数の支持を得られていない。党員の高齢化も著しく党が存続しているとしてもここ20年は間違いなく党員をドンドン減らすのが確実な政党に、小林多喜二はたぶんこう言うでしょう。

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