改憲的護憲論 (集英社新書)
松竹 伸幸
集英社
2017-12-15



JBPRESS
筆坂秀世たんの「改憲的護憲論」書評
第一の注目点は、昔から言われている松下氏に党籍があるのかないのかという問題

<これまで自分なりの自衛隊論、憲法論を盛り込んだ書籍を上梓(じょうし)するなどのことはしてきましたが、共産党とこの分野で意見の違うことは、活字にしてきませんでした。共産党の規約は、『党の決定に反する意見を、勝手に発表することはしない』とされています。それなのに、いまなぜ活字にして発表しているのか。それは、私の意見が『党の決定に反する』ものではなくなったからに他なりません。>

これを筆坂タンは離党とみているが、党が近く路線変更するから発表できるようになったと解釈することも可能だろう・・・まそれはともかく、

安倍首相の加憲案というのは、同氏が指摘するように、本来の自民党の改憲案に比べて「かなり穏やか」なものである。ところが護憲派の批判は、おどろおどろしい改憲案であるように印象づけるため、論拠の薄い、無理矢理なものになっていると指摘する。

 その上で、「自衛隊は絶対に憲法に明記してはならない」というのが護憲派の立場だが、国民の目には、自衛隊を認めるのか、認めないのかという争いに映ってしまう。そうなれば、「圧倒的多数は自衛隊に共感を持っている世論の現状において、護憲派は見放される」、そうならないためには「別の論点を提示しなければならないと、痛切に思ったのです」と同氏は述べている 

として共産党の自衛隊論の迷走の歴史を挙げて、おまえらもうちょっと真面目にやらなきゃ国民から見放されるぞ!、そのために護憲派こそこの本を読んで欲しいと結ぶ。

それにしてもこういう本が出てくると言うことは、もう改憲は避けられないと言うことなんでしょうね。ならばせめて護憲派の精神だけでも残して改憲に踏み込んでいかないとダメってことなんでしょう。