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筆坂秀世のいつもの分析。総選挙の総括と第三の躍進を皮肉。そしてうさんくさい市民連合について触れているが、最後の箇所

共産党の激しい浮沈ぶりを見ていると、この政党は本当に必要とされている政党なのか、疑問を持たざるを得なくなる。本当に必要とされているのであれば、「第1、第2、第3」などと躍進・後退を激しく繰り返すことはないはずだ。

 いずれの躍進も、所詮は行き場をなくした支持層が、一時的に身を寄せただけなのである。共産党はこのことに目を向けなければ、この宿痾から抜け出すことはできないだろう。

 冒頭に紹介した共産党の選挙総括のように、共産党を丸ごと知ってもらう努力など不要である。国民はすでによく知っているのだ。それを知っていないかのように言うのは、上から目線の傲慢な態度と言うほかない。そもそも“党勢拡大”に一体、何十年取り組んできたのか。社会主義革命を掲げた政党の党勢拡大などあり得ないことをそろそろ受け入れるべきである。 

言いたいことは、共産党が全く不要と言っているのではなくて、弱者救済などの仕事は認めていて革命政党としての共産党を否定していると解釈するのが妥当であろう。 

第四の躍進が来る頃にはすでに党勢衰退が極まって躍進どころではなくなるずだが、そんな時代になってもなお、共産党は共産党のままなんだろうな。。。