日本共産党中央委員会常任幹部会

ということで志位たんの弁とほぼ同様のことが書かれている。 

比例代表選挙では、前回獲得した20議席(606万票、11・37%)から、11議席(440万票、7・91%)への後退となりました。 

10年ほど前に逆戻りですね。

私たちは、総選挙直前に、民進党が希望の党へ合流するという重大な逆流が生まれたもとでも、市民と野党の共闘を揺るがず断固として追求しました。共闘勢力の一本化のために、全国67の小選挙区で予定候補者を降ろす決断を行い、多くのところで自主的支援を行いました。この決断が、共闘勢力が全体として議席を伸ばすうえで、その貢献となったことは、選挙結果がはっきりと示しています。今回の対応は、安倍政権の暴走政治を止め、日本の政治に民主主義を取り戻すという大局にたった対応であり、大義にたった行動であったと確信するものです。 

昨日ぼくちんもはじめて知ったのだが、立憲民主の候補者のいるところ全てで候補者を下ろしたわけではないとして、共産党に反発する人がいるが、これは仕方がない。 だって、選挙直前の1日ごと状況がひっくり返る中、全国の党組織を完全にコントロールするなど、いかに共産党が民主集中制の組織だとしても困難である。

最後の最後まで調整がもつれ込み、あろうことか民進の身売りに立憲民主の結党・・・降りろと言われるかと思ったら突如出ろと言われ、翌日になったらまた降りろ・・・いくら共産党が民主集中制の組織だといっても3日4日でころころ指令が反対に変わったら、党組織だって怒るだろう。今さら候補者下ろせるか!となるのは自明である。

この選挙では、3野党と市民が連携・協力して選挙戦をたたかうなかで、全国のいたるところで「共闘の絆」「連帯の絆」がつくられ、私たちはたくさんの新しい友人を得ることができました。これは今度の総選挙で私たちが得た最大の財産であると考えます。日本共産党は、この財産を糧として、市民と野党の共闘の本格的発展のために引き続き力をつくすものです。

ここは非常に大事なとこだ。
確かに野党共闘によって、共産党員はこれまで敵と見なしていた政党の人と交流することになって多くの友人を得た。だから前原の裏切り行為には民進党内出も批判が多かった。昨日まで友人だった共産党をいきなり裏切れと言うのか?ってなもんだ。個人的に共産党員に謝った民進党員も多かった。

そうした人的交流は、立憲との野党共闘の維持に役立つが、同時に護憲・反戦平和を目指すなら別に共産党でなくてもいいんじゃね?立憲の方が成果が出て楽しいじゃん・・・・ってな感じの党員の変化を生む可能性がある。そうなると共産党は、たたでさえ先細りなのにますます先細りになるのだ。

党員を大事にしてきた党なら、そんな心配はないかも知れないが、共産党は決して党員を大事にしてきた党ではない。立憲との強力体制をつくるということは、共産党の先細りをよりすすめる効果があるかも知れない。そのあたり気がついているかどうか・・・党員を大切にする党なら、間違いなくがついているけど実際はどうだろうか・・・・。 

 
ちなみに総選挙前の志位たんって、ほとんどミッドウェー海戦の南雲中将みたいなもんだね。