しんぶん赤旗

「自公と補完勢力」対「4野党プラス市民」という参院選(22日公示、7月10日投票)の対決構図が鮮明になるなか、1人区を中心に遊説している安倍晋三首相が野党共闘への攻撃を強めています。

 安倍首相は、市民と野党の共同で実現した野党統一候補について「野党候補というより、共産党と民進党の統一候補だ。民進党にはもれなく共産党がついてくる」(11日、松山市内)と演説しました。「共産党は、日米同盟廃棄と綱領に書いてある。自衛隊解散と言っている。(野党)候補に一票を入れることは、その考え、その人たちに力を与えることになる」(13日大分、12日長野など)と、各地で繰り返しています。

 こうした野党攻撃に照準をあてた首相の演説は、今度の選挙の土俵とも言うべき安保法制=戦争法の廃止、立憲主義回復という最大争点から逃げようとする、見え透いたごまかしです

 
安倍総理が逃げているというより、共産党の方が痛いところを突かれてごまかそうとしているようにしか見えませんね。

そもそも安保法制が最大の争点だと言っているのは野党であって、各種世論調査でも有権者の関心は年金・医療やアベノミクスなどのがメインで安保法制の優先順序は決して高くない。そこで有効な手を考えられない共産党や民進党の方が最大の争点が逃げようとしているようにしかみえませんw