産経新聞

共産党は10日、東京・代々木の党本部で第5回中央委員会総会(5中総)を開いた。志位和夫委員長は冒頭の幹部会報告で、夏の参院選について「戦後政治史の中で初めて野党と市民が力をあわせた歴史的な選挙となる。安倍晋三政権を倒し、新しい政治への道を開こう」と述べ、野党共闘による政権打倒に重ねて意欲を示した。5中総は11日まで開かれる。

 志位氏は、2月に野党党首が国政選挙の協力に合意したことを報告し、参院選の1人区で「野党統一候補」が12選挙区で実現したと紹介した。他にも「十数選挙区で野党統一候補のための協議が進んでいる」とした。

 比例代表については従来の「850万票以上、8議席以上」の目標について、市田忠義副委員長が引退を撤回して「9人目の比例候補」として出馬することを念頭に「8議席を絶対に確保し、9議席に挑戦する」と微修正した。

 あ〜もしもし?戦後初めて野党と市民が力を合わせた選挙?
ということはこれまで共産党はずっと野党だったわけですから市民と力を合わせたことがなかっただなんて、そりゃいくら何でもこれまで市民と共にやってきた人たちに失礼でしょう。正確には「野党と共産党が呉越同舟で多少はまとまった」選挙に過ぎないわけでw

ま、それはそれとして5中総のレジメを見ていて思ったのは衆参ダブル選挙について言及がほとんどなかったこと。

志位氏は次期衆院選の野党共闘についても「選挙協力を推進する」と明言。衆参同日選を「邪道だ」と批判しつつ、「衆院小選挙区での選挙協力体制を構築することは急務だ」と主張した。 

これはダブル選挙をやるには体制が十分に整っていない ことを意味する。